今週は、トランプ政権のロシア疑惑が弾劾にまで発展しかねない事態となり、グローバル株式は今年最大の急落となった。しかし、マーケットはすぐに、冷静に状況判断したようである。
結論までに時間がかかる問題だし、ニクソン大統領のウォータゲート事件の時はNYダウは高値から ほぼ2年かけて、45%下がったが、むしろファンダメンタルの悪さが影響していた。 しかし今は全然違う。ファンダメンタル(景気、企業収益)は好調で、マーケットの関心はファンダメンタルの好調さに向いているようである。
我々投資家は、テールリスク(いわゆるブラックスワン)と地政学リスク(不確実性)をきちんと区別しておいたほうがよさそうである。
トランプ政治リスクは明らかに不確実性リスクである。過去何回も、不確実性リスクを経験し、その都度一時的な下げに終わっているのを熟知している。
こういう時の対応は、何もしないのが一番だが、足元のようにテクノロジー関連株式がバブルと思われるほど買われているので、大きく調整する場面があれば、今から有望なテクノロジー関連株リストを作っておき、下値を積極的に買うべきであろう。
現在の世界の投資家の株式投資への自信の底流に、世界的な企業家精神の旺盛とテクノロジー革命への期待があるということを忘れてはならない。
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