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2016年07月23日

個人の国際分散投資に役立つグローバルマーケットウォッチ

今週のトピックス1️⃣ー現金は高くつく

先週も世界の主要国株式市場、新興国市場、REIT市場、ハイイルード債券市場ともに堅調に推移した。まさしくリスクオンマーケットである。一方、金価格は一服の状態。
投資家の貪欲さに、ウォーレンバフェットの言葉「人々が貪欲な時は要警戒である」を借りて、注意を喚起する評論家もいる。

しかし、投資家の現金ポジションは過去15年来の最高水準にあり、タンス預金も潤沢で、警戒心を緩めてはいない。
ただし、現在のような超低金利下では現金はもっとも無駄な資産であることも事実である。

そこで、先週、お約束した米国の株式市場の歴史分析で興味深い部分を紹介しておくので、参考にして頂きたい。
1871-2015年の145年間の米国株式の大きな値下がりとその後の値下がり前の水準への回復についての詳細な分析で、20%以上の下落は、10年に一回、30%以上の下落は20年に一回起きてきたことになり、避けられない。
しかし、普通の投資家の投資期間は大体25歳から75歳まで50年間となるだろうから、145年間のどの50年間をとってみても、たとえ、その間に、大暴落があっても、株価は必ずもとの水準に回復し、十分なリターンを上げられるという結論を導いている。

したがって、株式投資は戦略的に、いかなる下落局面でも投資を
続けることが成功への秘訣と結んでいる。
(興味のある方は⇒http://gersteinfisher.com/viewpoints/investors-cheat-sheet-market-losses/

今週のトピックス2️⃣ー英国REITに妙味

BREXIT後、英国の不動産価格が大きく値下がりし、ポンド通貨も安くなったことから、利回りを求めるグローバルの投資資金が英国のREITに向かい始めている。
選別は必要だが、要注目である。

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