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2015年05月09日

個人の国際分散投資に役立つグローバルマーケットウォッチ

株式投資は毎年、平均どれくらい儲かってきたのか。

このところ、株式投資で懐が潤っている方が多いだろう。

さて、毎年平均どれくらいの実質リターン(インフレを考慮した数字)をあげているのだろうか。12%,10%? それくらいの印象だろう。

実際のデータが米エール大学のノーベル経済学部門受賞者、シラー博士の研究から得られるので、米国の株価を例に、歴史を検証し、現在の株式投資を、考えてみるとおもしろい。

米国の株価を1915年から2015年の100年間で概観すると、毎年平均の実質リターンが10%なのは、驚くことに、1982年から2015の33年間だけで、100年間全体のリターンの95%がその期間に生じたことになる。その前の1915年から1982年までの67年間の実質リターンはたったの0.6%ということになる。

理由をあげれば、幾つか挙げられる。例えば、1982年から企業が自社株買いが出来るようになったとかレーガノミクスで金持ち優遇税制が導入されたとか低インフレになったとかグリンスパン氏はじめとしたFRB議長が積極的な金融政策をしたとか枚挙にいとまがないが, なにかあたらしいノーマル(正常な状態)が始まったとも言える。

その33年間にも, 3回の大きなショック(ブラックマンデー、ドットコムクラッシュ、リーマンショック)を経験して、株価は半値近くに値下がりしたが、その都度、回復し、その前の高値を上回ってきた。

今後も、しばらくは、この状態が続いていくのか、それともノーマルが大きく変わる何かが進行しているのか、歴史観を持って、今の株価を見ると参考になるのではないか。
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