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2018年12月23日

【イベントレポート】まちマップ道場@名古屋

日時:12月8日(土)13:15〜17:00
場所:八熊コミュニティセンター 参加者:9名

にんげん図書館では、3月の下旬に、オープンデータソンというイベントの実施を予定しています。オープンデータソンとは誰もが情報の担い手、書き手になり、発信に参加できるウィキペディアや、オープンストリートマップというインターネット上のツールを活用し、地域について知り、調べ、学んだことを参加型で編集するイベントです。

オープンデータ?オープンストリートマップ?ウィキペディア?
なんだか難しそう・・・よくわからない・・・。
そんなイメージを持たれるかもしれません。
そんなわけで、街歩きをして、誰もが編集に参加できる自由な地図、「オープンストリートマップ」の編集体験を行いました。

オープンストリートマップとは・・?
誰もが地図の書き手となり、道一本、街路樹一本から書いていく。フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクトです。この地図は、二次利用(チラシ等で掲載して使用することなど)もできます。ここに書いてある地図情報は、一人一人が少しずつ書いたものです。
オープンストリートマップの国内の情報共有サイト
オープンストリートマップ プロジェクト本体のサイト

講師には関西でオープンデータに関するイベントをされている坂ノ下勝幸さんをお招きしました。
今回歩いたエリアは、名古屋市・中川区「尾頭橋」尾頭橋は金山駅の隣の駅、徒歩で行けるところでもあります。

趣旨説明のあと、街歩き・・。
「地図に編集する」という視点で街を歩くので、普段こんなにじっくり見ない!というところまで見てメモメモ。神社の狛犬がここにある・・入り口はここにある・・公園のベンチはここにある・・参加者それぞれが気になる視点で見ていきます。
名古屋の遊郭といえば、中村区の中村遊郭や大須の旭遊郭を思い浮かべる方も多いですが、尾頭橋にもかつて遊郭がありました。そんな名残を感じる建物を発見しながらの街歩きでもありました。
かつては市電が走る街、映画館もあったということ。今は、尾頭橋は行ったことがないという方も多いような気がしますが、かつての姿を想像しながら歩く街歩きでした。

IMG_3217.jpg


12月初旬までは暖かったのにこの日はとっても寒い・・・!!
しかし、みんなで歩くから大丈夫に思えます。。


街歩きが終わったらいよいよ編集。
オープンストリートマップの画面に入り書いていきました。
参加者それぞれどんなところを書くかをシェアしていきましたが、その視点も人様々で面白い。

「建物の高さ」が気になって記録していたので、それを書きたいという方もいました。
どんなお店があるか、何があるかだけでなく、そんな視点で街を見てみるのも面白いですね。

オープンストリートマップの画面をみんなで同時編集するので、街の詳細な情報が次々と書き込まれていきます。インターネットの地図の世界が賑やかになっていくのを眺めるのも楽しいです。

特別な技術がいるのかな?と思っていましたが、ブログのようなツールを使っている方ならできると感じるものでした。

最後の振り返りの時間にはオープンストリートマップの活用の事例をお話ししていただき、皆さんで意見交換をして終了しました。

「地図」というのは、スマホでグーグルマップを見るように、普段与えられるものとして使っています。「自分たちの手でつくる」という関わり方ができるということが新鮮な体験でした。
つくる側の視点にたってみることで、見えてくるものがあります。
自分ではない誰かの視点があるからこそ地図の情報は豊かになります。

誰と、どんな場面で地図を使うのか・・そんな風に考えていくと楽しいことがたくさんできそうだな〜!わくわくする時間でした。

ご参加いただいたみなさま、講師の坂ノ下さんありがとうございました!

IMG_3229.jpg

2018年12月21日

【イベントレポート】12月1日 つんどくらぶ 内臓とこころ

12月1日(土)9:30〜12:30 お題本「内臓とこころ」
本を読まなくても参加できる読書会「つんどくらぶ」の第17回が行われました。

「読書会」というと、その本について詳しい人、専門的な人が参加するもの。
本をちゃんと読めてない、わからないこともたくさんある・・
こんな自分が参加しても楽しめないのではないか・・
どこかでみんながそう感じているように思います。

様々な暮らし、生き方をしていて、好きなことや見ている世界が違う人が集まるからこそ、その本に違う視点が与えられる。様々な人がいるから理解が進む。

多様性の中でこそ、新しい理解が生まれるような読書会がやりたいと思い、始めたのがつんどくらぶです。毎度毎度、あー面白かった!という気持ちになりますが、出てきた話が様々に広がり記録を書くのがとても難しいのがつんどくらぶ・・。

本の中の主要な部分を決めて、みんなで輪読。
その後、意見交換というシンプルなやり方です。

「声を出して輪読する」というのは、読書会の中では後半の対話のための付随的なことなのに、実はこれがとても心地よい時間でもあると感じます。小学校の国語の時間を思い出しますが、大人になると声に出して本を読むということはしなくなりますし、声に出してみて気づく、よく読むということもあるような気がします。

人それぞれのタイミングや声が様々。それらを感じながら共鳴する、共有する時間がいいなぁと思います。

お題本の「内臓とこころ」(三木成夫)の第2回目。
人は生きていて、「頭で考えること」が重要、原因と結果で結びつけられることが重要・・と思いがちかと思います。頭に対して、見えない部分の内臓の世界。
宇宙のリズム、内臓波動・・そんな得体がしれないものこそ大事。
生きることの根っこを支えているのは、感覚なのであるということを考える本です。

参加者の感想をご紹介します〜。
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●濃い! 時間短い! もっと語っていたい!!(笑)こんなにも気づきと発見がたくさん発掘されるとは・・・宇宙…地球…生命…リズム……ひとりで読書するのがもったいないと思いました。買ってヨカッタ〜(笑) 世間では電子書籍の時代だけど、わたしはやっぱり紙の本がいい! 積ん読(つんどく)することもでし、いっぱい線引けるし! あと、音読するあの心地好い空気がたまらなかったです。『内臓とこころ』ぜひまたみなさまで読みくだきたいです。
 
●人間の内臓が宇宙ならば、人がこうしたいと思った時にそれをして、そういうことにしたがって生きるしかないのだなと思いました。頭で考えることで行動するよりかは、自分の感覚に従って生きるしかないし、その方が病気にもならない。また、目に見えない何かってあるんだなと思いました。
 
●「遠」との共鳴が一部の科学者から発せられるようになってきた−−とありましたが、これは科学でも最後のところはわからないということの証明だと思うとすごく納得する。小宇宙を持つ人間は、どうしてこれだけ個性があるのか。それは遺伝子がそうなるように働いているからだというのは、実に面白い。
 
●『内臓とこころ』とても奥が深い本との出会いを与えて下さって有り難うございます。今日得たことは、「全てのものごとは星の影響をうけている」から文系ロマンチストは科学者と同じように大いばりでいてもいいんじゃないかということです。内臓第一、大脳は第二、神経を整えるのも大事だけど、血管のことを少しだけ優先してリラックスしてみようかなと思いました。皆さんとのお話がとても楽しく、音読もまた良い刺激です。またお邪魔します。有り難うございました。
 
●・ごちゃまぜであると、まよいがち。なんかはずかしい
  → 分ける あきらかにする
・内臓系も体壁系にもともに、入力と出力があり、血管、神経というそれぞれの間をとりもつ仲人がいる。要はバランスで、両方あって成り立つ。図に書いてより分かりたいと思った。
・芸大での話が面白い! 子どもの頃から脳は大人にふりまわされながら、どこか腸は分かっていたし、ガイドしてくれていた!?
・人間は、地球というモチをちぎったようなもの
・芸術は内臓感覚と近く、ガイドとしていいなと思いなおせた。自分フィルターを通した言葉にしたい。
 
●すべての問題は、「大脳思考←→内臓思考」と対比する考え方で分かることが多いなぁと思っている。こうした本質的なことを30年以上も前に出た本が伝えていたというのが新鮮。でも、内臓の感覚、生命のリズムを感じているなどと言うと、アヤシげで非科学的なことと思われてしまいがち。
見えるからいい、根拠があるからいいわけではなく、得体の知れない、見えないところにある真実もあるのだと思った。考える、言葉があるところに人間の苦しみがあるのかもしれないけれど、だからこそ文学や芸術が生まれたのだなとも思った。