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2017年12月14日

【イベントレポート】ウィキペディアタウン名古屋小田井〜山田の魅力を再発見!〜

イベントレポート ウィキペディアタウン名古屋小田井〜山田の魅力を再発見!〜
11月25日(土) 参加者 23名
場所:西区役所 山田支所4階講堂

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11月25日(土)にウィキペディアタウン名古屋小田井を
主催を名古屋市山田図書館、協力としてにんげん図書館という形で実施しました。

ウィキペディアタウンとは?
ウィキペディアタウンは、web上の百科事典である「ウィキペディア」を
活用したイベントです。
街の文化・歴史についてみんなで調べ、ウィキペディア上の「街」をみんなで
編集するというものです。

今回の小田井エリアは、現在の清須市(下小田井村)を起点とし、岩倉、犬山へと
続く岩倉街道の途中にあります。
大消費地であった、名古屋城下町へと農作物、商品を運んだ道です。
午前中は、中小田井街並み保存地区に


指定されているかつての街道を思わせる街並み、
歴史ある神社やお寺、水害と戦ってきた人々の知恵や工夫が垣間見える住居を巡りました。

当日は「ものづくり文化の道」マイスターの会の皆さんにガイドをしていただきました。

通常は入れない、街道にある古いお米屋さんの中を見学させていただきました。
昔ながらの薪で焚くお風呂、時代劇で見るようなトイレ、お米を計量する古い器具・・
文字に残らないこうした出会い、感動はウィキペディアには書けないのですが、
これもまた、ウィキペディアタウンの魅力であり、地域の大切な文化、情報なのだと思います。

また、途中にあるお寺、東雲寺には、徳川家に槍術を教えた、津田貫流槍術の祖津田信之夫妻のお墓、明治時代の相場師松沢與七のお墓(松沢家の邸宅あとはいまはマンションになっていた!)、織田信長を諫めて自刀し果てたとされる平手政秀の首塚がひっそりとありました。
私はどの方のことも知らなかったし、ここにそんなお墓があったことも知りませんでした。
自分たちが住む地域について、「なんにもない」と、多くの人は言います。
でも、地域にはたくさんの物語があるのだと、そして今の地域の姿があるのだと、思わされます。
そんな町歩きを終え、午後は古い本、分厚い資料をめくり、調べてウィキペディアに記述!
みなさまお疲れさまでした〜!

地域の郷土資料、街歩きのイベントではどうしてもシニア、男性の方の参加が多くなる・・という
傾向があるようですが、前回同様、今回も年代は30代〜70代と幅広く、普段図書館を利用している地域住民の方、遠方から来る方、図書館員と様々な立場、世代の方が集まりました。

今回新規作成されたページは下記の通りです。

中小田井
中小田井
岩倉街道
岩倉街道
願王寺
願王寺
東雲寺
東雲寺_(名古屋市)



IMG_1043.JPG

2017年12月07日

【イベントレポート】第2回他職種連携ファシリテーション研修「ニーズを捉える」

12月5日 他職種連携ファシリテーション研修
参加者:8名

12月4日に他職種連携ファシリテーション研修の第2回を行いました。
2回目のテーマはニーズを捉える

今回の研修では、マーケティングゲームというプログラムを行いました。
自分がみんなに聞きたいテーマを1つ設定して、それについて4人の人に1人
7分ずつ聴くというものです。

「マーケティング」
一見するとビジネス用語で、自分のこととは無関係に思えるかもしれません。
自分の知りたいこと、やりたいことを、人に聞いて回るということはマーケティングと
同じなんですよね。

テーマはそれぞれご自身で聞きたいこと、知りたいこと、アイディアがほしいことで
考えていただきました。

イベントにどうしたらたくさんのお客さんに参加してもらえるか
不安・恐怖という感情とどう付き合っていますか?
年末年始の自由な時間、何か楽しみにしている過ごしかたはありますか?
スチームオーブンを世の中の人に知ってもらうにはどうすればいいか?
など、仕事のこと、人間関係や自分の心の持ちかた、時間の過ごし方など、
テーマを見ているだけで楽しいですね〜。

回を重ねるごとに、自分が人に相談したいことについて、人に問うということに
慣れてくる、盛り上がってくる空気を感じます。

1時間ほどかけて4人にインタビューした結果を「簡易情報集約法」という方法を
使って、まとめて発表しました。
この発表では、4人に聞いて集めた情報を網羅的に把握し、その中でも、
自分にとって大切なことは何かと気づくことができる方法です。
4人のインタビューゲームをするうちに、実は自分が知りたかったのは、
違う問いだった・・と気づく方もいました。

人が意見を出し合う場においても、個人対個人のコミュニケーションであっても、
場が活性化する、相手が元気になる、わからないことがわかる、困っていることがわかる・・
その時には、いい「問い」がそこにはあるように思います。

それぞれの「知りたい」ことを起点にして、実践することで、「問い」の大切さを実感する
研修となりました。

次回は2月3日に合意形成です。

人と人が話し合うような会議の場、人との交渉の場、家族や子どもとのコミュニケーション
の場。誰かと何かをするときに必要になる合意形成。
みんなが気持ちよく進んで行くために、どのように合意形成するのか・・?
そんなことについて考えたいと思います。

【イベントレポート】第1回 多職種連携ファシリテーション研修「聴く」

11月18日 第1回 多職種連携ファシリテーション研修「聴く」
参加者:7人

ファシリテーション研修第1回の始まりは、「ファシリテーション」って何?どんなイメージを持っているか・・?というところをシェアしました。

「ファシリテーション」という言葉が広まるにつれて、その捉え方も様々、間違った理解のされ方をしてしまっている側面もあると思います。

ファシリテーションって、ワークショップをする人?会議を仕切る人?そんなイメージを持たれる方もいるかもしれません。それもファシリテーションが必要となる場面の一つ。

ファシリテーションは「楽にする」「易しくする」が語源の言葉。
人と人が関わる、コミュニケーションの場においての困難を「易しくする」こと。
そんな意味でファシリテーションを捉えると、全ての人が向き合う場所にファシリテーションが関わっているように思います。

ファシリテーションの中で、「コミュニケーション」が大きな役割を果たし、その中でも「聴く」ということが最も大切となるスキル。第1回は「聴く」ということを実践、考える場となりました。

インタビューゲームというプログラムで、相手の話を「聴く」ことを体験しました。
「聴く」ということは、日々多くの場面で行われているけど、とても難しいもの。

相手の話を「聴いた」と思っても、それは「聴いた」つもりであった・・
「聴いてもらっていない、わかってもらえてない」ということを多くの人は体験しているのではないでしょうか。

インタビューゲームの20分間は、どんな質問をすると、相手と楽しく話すことができるか?相手が話したいことは何か?相手が活き活きする質問は何か?そんなことを考える時間です。

そして、相手が話したことを、相手を主語にして紙にまとめます。
この場面で実は相手の話を聴いてるようで聴いていなかった・・と気づいたりもします。
そして、メモするって大事!ということにも気づきます。
いかに日常の中で聴いていないことが多いか、わかったつもりが多いか・・・。

みなさんがそれぞれの現場に帰って、「聴く」場面で、今日の体験が活きてくるといいなと思っています。