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北海道で中学生が自殺というニュース。[2011年08月31日(Wed)]
次のようなニュースがありました。

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中2男子飛び降り死 札幌・手稲 1学期にいじめ相談(08/30 16:30)

 30日午前9時5分ごろ、札幌市手稲区の9階建てマンションの屋上に中学生がいるのを担任教諭らが見つけて110番通報した。中学生は直後に飛び降り、病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。札幌手稲署によると、中学生は近くに住む市立中学2年の男子生徒(13)。同署は、男子生徒がマンション屋上から飛び降り自殺を図ったとみて調べている。

 札幌市教委によると、男子生徒は1学期に担任教諭に「いじめられている」と相談していたといい、休みがちだったという。同署と市教委は自殺との関連を調べている。遺書は見つかっていない。

<北海道新聞8月30日夕刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/315144.html

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札幌・中2自殺 「同級生から陰口」 学校、「いじめ」調査へ(08/31 09:44)

 札幌市手稲区の中学2年の男子生徒(13)が30日、自宅近くのマンション屋上から飛び降り自殺した問題で、この生徒が通う中学校の校長らが同日、学校で記者会見し、「7月に本人からいじめについての相談があった」と説明、詳しく調査する考えを示した。

 札幌手稲署や学校によると、男子生徒は同日午前8時半ごろ自宅を出たが登校せず、学校近くの9階建てマンションの屋上にいるのを担任教諭らが発見。「落ち着いて」などと呼び掛け110番通報したものの、その間に生徒は飛び降りた。遺書などの存在は確認されていないという。

 学校などによると、男子生徒は2年生になってから学校を休みがちになり、5月以降、9日間欠席。7月上旬の保護者を交えた面談で、担任教諭に「同級生から陰口を言われている」と相談していた。

<北海道新聞8月31日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/315224.html

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屋上近くの壁に「死ね」の落書き 札幌中2自殺(08/31 16:15)

 札幌市手稲区の中学2年の男子生徒(13)が30日、自宅近くのマンション屋上から飛び降り自殺した問題で、同じマンションの屋外階段の壁に自殺を促すともとれる落書きがあったことが31日、札幌手稲署などへの取材で分かった。男子生徒は、この階段を使って屋上に上がったとみられ、同署は自殺と関連があるか慎重に調べている。

 同署によると、落書きがあったのは屋外階段の9階踊り場の壁で、幅2メートル、高さ1メートルにわたり、青色のスプレーで「ここから落ちて死ね」などと書かれていた。住民の目撃情報などから、落書きは少なくとも1カ月以上前に書かれたとみられる。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/315344.html

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「いじめがあるのであれば、まずは不登校を保障して」と、8月19日に開いた講演会で高岡健さんが話されていたことを思い出しました。

親は子どもに対して「頼むから学校に行かないでくれ。不登校してくれ。」と言って、子どもが不登校した後で、学校と交渉をしてほしいという話でした。

これまで、どれだけの子どもたちの命が失われてきたのか、いつも同じような話が繰り返されてきました。

特に夏休み明けの8月末は命を自ら絶ってしまう子どもたちが多い時期です。

「また今年も・・・」と思ってしまいました。

北海道は滝川市でのいじめ自殺裁判で原告と滝川市が和解し(2010年3月)、北海道全体でこの情報は共有されていたと思っていたのですが、教訓は生かされなかったのでしょうか。

滝川市のいじめ自殺裁判の和解について(不登校を考える親と市民の会・沖縄ブログ記事)
    ↓
https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/172

北海道滝川市いじめ自殺訴訟和解調書要約(全国不登校新聞社:Fonteより)
    ↓
http://www.futoko.org/data/takigawa.pdf

全国不登校新聞社ホームページ
    ↓
http://www.futoko.org/news/page0415-657.html


「学校に行きたくない」と子どもから言われたら、まずはその日は学校を休ませましょう。

そして、ゆっくり子ども本人から話し始めたらしっかり話を聞きましょう。

子ども本人が何も言わなければ、学校を休ませた状態で、学校やPTA・保護者・子どもさんの友達などから話を聞いてみましょう。

子どもの命とひきかえにできるものが存在しますか?

「不登校」を悪いことと思って、子どもの命を失うことのないように、願っています。
高岡健さんの講演会終了しました。[2011年08月25日(Thu)]
8月も終わりに近づきました。
まだまだ暑いですが、季節が移り替わっていく気配を感じる今日この頃です。

さて、2011年8月19日(土)の高岡健さんの講演会が終了しました。

講演会の様子を、お伝えするのがすっかり遅くなってしまいました。

講師の高岡健さんは、2007年にも来ていただいてお話をしていただいたことがあります。
今回は、2回目の講演になりました。

前回も、不登校をしている子どもたちやその保護者の方たちにとって元気が出るお話でしたが、今回はさらに踏み込んで「不登校」を肯定する・保障する話でした。



高岡健さんの講演録をぜひ作りたいと思っています。
でも、いつできるか不明なので、気長に待っていただきたいです。

高岡健さんのお話をきいて、そして今までの不登校を考える親と市民の会・沖縄の活動の中で受けた相談内容を総合すると、次のように思います。

親が自分の子どもの「不登校」で悩むということは、「学校に行くことが当たり前」「学校に行ってほしい」という思いとの葛藤かもしれません。

「学校は行っても行かなくてもどちらでもいいよ」と本心から思えるのであれば、子どもが不登校になったことで悩むことはないと思います。

でも実際は、「学校」を捨てることができない親の思いがある限り、子どもの不登校で悩み続けるのではないかと思います。

厳しい言い方になるかもしれませんが、親の学校へのこだわりが悩みを大きくしているのではないかと思います。

学校がどのようなところなのか、しっかり見極める必要があると思います。

以上、高岡健さんの話をきいて思ったことでした。
高岡健さんの講演会。[2011年08月16日(Tue)]
8月の不登校の勉強会が終わり、旧盆が過ぎ、こんな感じで8月も終わってしまうのだろうなと思う今日この頃です。

さて、今週末金曜日の夜に、高岡健さんの講演会があります。

テーマは、「不登校・ひきこもりを生きる」です。

詳しくは
  ↓
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高岡 健さん 講演会 「不登校・ひきこもりを生きる」

「ひきこもりは人生に不可欠だ」と、高岡さんの著書『不登校・ひきこもりを生きる』の帯に書かれています。

 「不登校・ひきこもり」は、人生の中で必要なもの・経験してもいいものだと考えると、ちょっと見方が変わってきます。

 「今どうしたらいいかわからない。」という方も、「不登校・ひきこもりに付き合っていこう。」という方も、どなたでも、高岡健さんのお話をきいてみませんか?
問題解決のヒントが得られるかもしれません。どうぞお気軽にご参加ください。

日 時:2011年8月19日(金)19時00分〜20時30分 

場 所 : 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」 3階 研修室1

講 師:高岡健さん

参加費:1,000円(18歳以下無料) 当日会場でお支払いください。

定 員:45名
     
参加対象:不登校・ひきこもり当事者、保護者、家族、教職員、教育行政職員、
       児童福祉関係者、相談員、地域、民生委員主任児童員、
       NPO等子どもに関わる全ての大人、関心のある方

申し込み不要です。直接会場にお越しください。


≪講師プロフィール≫   高岡 健(たかおか けん)さん

現在、岐阜大学医学部准教授。精神科医。日本児童青年精神医学会理事。

1953年徳島県に生まれる。岐阜大学医学部卒業。岐阜赤十字病院精神科部長などを歴任。

主な著書:『人格障害論の虚像』『新しいうつ病論』『別れの精神哲学』(以上、雲母書房)
      『引きこもりを恐れず』『時代病』(吉本隆明氏との共著)
      『こころ「真」論』(宮台真司氏らとの共著)(以上、ウェイツ)
      『孤立を恐れるな!』『学校の崩壊』(以上、編著、批評社)
      『16歳からの<こころ>学』『不登校・ひきこもりを生きる』(青灯社)
      『精神鑑定とは何か』(明石書店)ほか。

主催/問い合わせ先:不登校を考える親と市民の会・沖縄  

TEL:090−3077−1012 
E-mail :futouko-okinawa@y2.dion.ne.jp
https://blog.canpan.info/futoukou-oki/ 
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   高岡健さんの講演会のチラシ
           ↓


8月の不登校の勉強会。[2011年08月03日(Wed)]
またまた沖縄本島に台風が接近中です。
天気予報の最新情報を取りながら、毎日のスケジュールを立て直しています。

さて、今月8月の不登校の勉強会の日程は次の通りです。
   ↓
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8月10日(水)10:00〜12:30です。

場所は、沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」ふれあいサロンです。

事前申し込み必要です。
申し込みは、9日(火)の夕方までにお願いします。

申し込み先→ futouko-okinawa@y2.dion.ne.jp

※ メールの件名に、「勉強会参加希望」と入れてください。
  件名に何も入っていない場合や迷惑メールと思われる内容がある場合は、
  メールそのものを開かず削除いたします。

参加費(資料代)として300円お願いしています。

勉強会は基本的に誰でも参加可能です。

不登校当事者支援の方、親の会主催者の方はもちろん、不登校・ひきこもりのお子さんの保護者の方も参加できます。

参加にあたって、当会の趣旨をご理解いただくことをお願いしています。

これまでの活動内容については、過去のブログ記事をご覧ください。

また、沖縄県ボランティア・市民活動支援センター(沖縄県総合福祉センター内)の団体ボックスに当会の配布物・関連書籍を置いていますので、ご利用ください。

(書籍は貸し出しをしていません。閲覧のみです。)

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その他、今後の予定は次の通りです。

    ○ 8月19日(金)19:00〜20:30、沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」

          講演会「不登校・ひきこもりを生きる」

          講師:高岡健さん(岐阜大学準教授、精神科医)

       詳しくは→https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/282

    ○ 8月・9月の例会はお休みです。

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それから、8月20日(土)13時半〜16時半まで、沖縄県総合福祉センターにて、高岡健さんの公開講座があります。
主催はチャイルドライン支援センター、地域主催はおきなわ子どもの人権を考える会です。

詳しくは、おきなわ子どもの人権を考える会のブログをどうぞご覧ください。
    ↓
https://blog.canpan.info/okinawa-kodomo/archive/222
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沖縄県民の皆様へ 沖縄県内では、「不登校」の事を「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言う人がいます。 学校や教育委員会などの行政職員や相談員など、公の立場にいる人が言っていたりするので、多くの人がその話を正しいと思って信じてきたようですが、 「不登校には心因性と遊び・非行型がある」という話は、うそです。 以下の記事やその他の記事をぜひお読みいただき、今すぐ、間違った考え方を捨ててください。 ↓ 沖縄県内で言われている「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という話はウソでした。[2012年08月08日(Wed)] https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/344 尚、現在でも「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言っている人がいる場合、その人は「不登校」の事を知らない・理解していない人です。 それが、たとえ教育委員会の人でも、大学教員でも、その人の話は信用しないようにしましょう。
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