「不登校」は治すものでも、克服するものでもありません。「子どもの貧困」は関係ありません。[2012年04月16日(Mon)]
「不登校」って治すもの?
「不登校」について、「治す」とか「克服する」という表現を使われることがあります。
最近の流行は「子どもの貧困」だとか「自立支援」といういい方もされます。
子どもたちがなぜ不登校をするのか、なぜ学校に行かないのか、その理由がわかれば、誤解も偏見も無いと思いますが、現在「不登校」について勝手なことを言われすぎているように思います。
一番は学校内にいじめがある場合は、子ども本人の責任ではなく、いじめる側の人間の問題であり、それを見て見ぬふりをする教職員の問題です。
いじめをするのは、児童・生徒だけとは限らず、教職員が児童・生徒をいじめる場合もあります。
それから、学校の雰囲気など学校そのものに違和感を持っている時も学校に行くことを拒否する場合もあります。
学校に行きたくないという意思表示ですから、学校に何か問題があると考えることが自然です。
子どもさんの言い分をしっかりきけば、それなりに学校の実態がわかってくると思います。
そうなれば、病気でもないし、精神疾患でもない事がわかります。
だから、治すものでも克服するものでもありません。
子どもさんが話してくれない場合は、「今は、話したくない」あるいは「あなたに話したくない」ということが考えられますので、独自に学校内の情報収集をする、子どもとの信頼関係を築くように努力するなどの工夫が必要です。
不登校は子どもの貧困?
最近、不登校を「子どもの貧困」という言い方をする方が出てきています。
不登校をしている子どもさんの家庭の経済状況や親御さんの社会的地位に関係なく、どのような家庭でも子どもたちは不登校をしています。
経済的に裕福なご家庭でお子さんが不登校・ひきこもりをした場合は、自己資金で高額な料金の全寮制の施設や戸塚ヨットスクールのようなところ・高額料金のフリースクールなどに丸投げをすることが可能なので、学校や教育委員会・児童福祉行政の相談機関に相談しないことが考えられます。
また世間体を気にされる社会的地位の高い方の場合は、行政の相談機関に行くことはまず考えられません。
したがって、教育委員会や児童相談所などの福祉行政の相談機関には、比較的経済的に余裕の無い方の相談が集中することになり、「不登校=貧困」という勝手な思い込みができたのではないかと思います。
「不登校」と「子どもの貧困」を関連付けて言っている人は、「不登校」について詳しくないか、勝手な思い込みをされているか、行政が持っているイメージをそのまま検証することなく信じてしまっているのではないでしょうか。
本当に貧困が原因で学校に行っていないのであれば、毎年5月に文科省が行う学校基本調査の30日以上の長期欠席者の理由別の項目の「経済的理由」にカウントしなければいけません。
つまり貧困が原因であれば、「不登校」ではないのです。
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沖縄県の平成23年度学校基本調査結果
↓
http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/school/2011/hyou_gakkou_k.html
小学校 表15 帰国児童数・理由別長期欠席者数及び外国人児童数
中学校 表30 帰国生徒数・理由別長期欠席者数及び外国人生徒数
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなに子どもの貧困と不登校の関係を言うのであれば、「経済的理由」としてカウントしてください。
ちなみに、平成23年度の沖縄県小学校で経済的理由の長期欠席者は → 0人
中学校で経済的理由の長期欠席者は → 2人 以上です。
それから、文科省の学校基本調査では、高校の不登校の数を調べる項目はありません。
高校は義務教育ではないので、自由意思で通学するものですから、「不登校」になりません。
しかし、現在は高校もほぼ義務教育化していますから、「不登校」という表現が使われています。
「不登校」を「子どもの貧困」と表現することは、いじめや体罰などの学校内の暴力などの被害を受けて不登校している子どもたちに対してさらに二次加害を行うことになると思います。
学校は命をかけて行くところではありません。
学校を休むということが許されないために、自死を選ぶお子さんが毎年います。
「不登校」を否定することは、子どもたちを死へ向かわせることであることを知っていただきたいと思います。
あなたは、子どもの命と学校のどちらが大切ですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考資料
↓
登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク発行『不登校Q&A 保護者・不登校の子どもに関わるみなさんへ』
http://www.futoko-net.org/news/2011/qa.html
登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク発行『不登校と医療のいまを考える』
http://www.futoko-net.org/news/2011/post-16.html
(※ 不登校を考える親と市民の会・沖縄が、東京シューレを推奨するものではありません。ご自分の判断で利用するかしないかを判断していただければと思います。)
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「不登校」について、「治す」とか「克服する」という表現を使われることがあります。
最近の流行は「子どもの貧困」だとか「自立支援」といういい方もされます。
子どもたちがなぜ不登校をするのか、なぜ学校に行かないのか、その理由がわかれば、誤解も偏見も無いと思いますが、現在「不登校」について勝手なことを言われすぎているように思います。
一番は学校内にいじめがある場合は、子ども本人の責任ではなく、いじめる側の人間の問題であり、それを見て見ぬふりをする教職員の問題です。
いじめをするのは、児童・生徒だけとは限らず、教職員が児童・生徒をいじめる場合もあります。
それから、学校の雰囲気など学校そのものに違和感を持っている時も学校に行くことを拒否する場合もあります。
学校に行きたくないという意思表示ですから、学校に何か問題があると考えることが自然です。
子どもさんの言い分をしっかりきけば、それなりに学校の実態がわかってくると思います。
そうなれば、病気でもないし、精神疾患でもない事がわかります。
だから、治すものでも克服するものでもありません。
子どもさんが話してくれない場合は、「今は、話したくない」あるいは「あなたに話したくない」ということが考えられますので、独自に学校内の情報収集をする、子どもとの信頼関係を築くように努力するなどの工夫が必要です。
不登校は子どもの貧困?
最近、不登校を「子どもの貧困」という言い方をする方が出てきています。
不登校をしている子どもさんの家庭の経済状況や親御さんの社会的地位に関係なく、どのような家庭でも子どもたちは不登校をしています。
経済的に裕福なご家庭でお子さんが不登校・ひきこもりをした場合は、自己資金で高額な料金の全寮制の施設や戸塚ヨットスクールのようなところ・高額料金のフリースクールなどに丸投げをすることが可能なので、学校や教育委員会・児童福祉行政の相談機関に相談しないことが考えられます。
また世間体を気にされる社会的地位の高い方の場合は、行政の相談機関に行くことはまず考えられません。
したがって、教育委員会や児童相談所などの福祉行政の相談機関には、比較的経済的に余裕の無い方の相談が集中することになり、「不登校=貧困」という勝手な思い込みができたのではないかと思います。
「不登校」と「子どもの貧困」を関連付けて言っている人は、「不登校」について詳しくないか、勝手な思い込みをされているか、行政が持っているイメージをそのまま検証することなく信じてしまっているのではないでしょうか。
本当に貧困が原因で学校に行っていないのであれば、毎年5月に文科省が行う学校基本調査の30日以上の長期欠席者の理由別の項目の「経済的理由」にカウントしなければいけません。
つまり貧困が原因であれば、「不登校」ではないのです。
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沖縄県の平成23年度学校基本調査結果
↓
http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/school/2011/hyou_gakkou_k.html
小学校 表15 帰国児童数・理由別長期欠席者数及び外国人児童数
中学校 表30 帰国生徒数・理由別長期欠席者数及び外国人生徒数
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そんなに子どもの貧困と不登校の関係を言うのであれば、「経済的理由」としてカウントしてください。
ちなみに、平成23年度の沖縄県小学校で経済的理由の長期欠席者は → 0人
中学校で経済的理由の長期欠席者は → 2人 以上です。
それから、文科省の学校基本調査では、高校の不登校の数を調べる項目はありません。
高校は義務教育ではないので、自由意思で通学するものですから、「不登校」になりません。
しかし、現在は高校もほぼ義務教育化していますから、「不登校」という表現が使われています。
「不登校」を「子どもの貧困」と表現することは、いじめや体罰などの学校内の暴力などの被害を受けて不登校している子どもたちに対してさらに二次加害を行うことになると思います。
学校は命をかけて行くところではありません。
学校を休むということが許されないために、自死を選ぶお子さんが毎年います。
「不登校」を否定することは、子どもたちを死へ向かわせることであることを知っていただきたいと思います。
あなたは、子どもの命と学校のどちらが大切ですか?
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参考資料
↓
登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク発行『不登校Q&A 保護者・不登校の子どもに関わるみなさんへ』
http://www.futoko-net.org/news/2011/qa.html
登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク発行『不登校と医療のいまを考える』
http://www.futoko-net.org/news/2011/post-16.html
(※ 不登校を考える親と市民の会・沖縄が、東京シューレを推奨するものではありません。ご自分の判断で利用するかしないかを判断していただければと思います。)
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