今日は久しぶりに太陽を見た気がします。
今朝は電車から薄っすらと虹も見えました!
でもまたまた先ほどはすごい雨でしたね。
さて
豊郷小の視察を終え、
NPOふたば御一行は兵庫県宝塚市にある“
フレミラ宝塚”という施設の見学に向かいました。
フレミラ宝塚は社会福祉協議会が指定管理者となり運営している施設ですが、
元は震災の仮設住宅が建っていた土地を個人の方が購入し、
私財を投じて(8億2,000万円!!)建設された経緯があります。
それを宝塚市が買い取り今に至っています。
民間主導のPFIと言ったところでしょうか。
ちなみに建築設計は安藤忠雄さんのお弟子さん。
はじめは老人福祉センターが移設され、
その後、児童館としての機能を併せ持つ施設へと“進化”してきました。
“フレミラ”=“ふれあい”と“みらい”
高齢者と子どもたちの交流の拠点となっています。
ロビーはとても広々とつくられ、
カウンターの横ではスタッフも一緒に遊んでいます。
また横のソファーでは楽器を触っている中学生がいたり。
子どもの笑い声がたくさん聞こえる1階と
高齢者が囲碁や将棋を興じている2階。
この建物は、中央が大きな吹き抜けになっており、
お互いの声がどこにいても聞こえており、
近くにお互いを感じながら活動しています。
子どもたちが宿題をしたり、マンガを読んだり、
ゲームしたり、お菓子を食べている横で、
高齢者が新聞を読んでいます。
そこに疎ましさは全く感じられません。
二階の廊下でドミノを並べている子どもたち。
施設全体に“自由感”が感じられ、
思い思いの場所で好きなことをやって過ごせる空間で、
子どもたちもとても楽しそうでした。
フレミラでは無理なく利用できるように、(平日)
午前9時〜午後5時までを小学生と60歳以上の高齢者、
午後5時〜午後9時までを中学生と高校生
が利用するように時間を区別しています。
また同好会登録という制度には160近い団体の登録があり、
利用調整もなかなか骨を折る作業のようです。
それにしても160団体とはすごい数ですね。
その他、老人大学専用の部屋を開放したり、
ワンコイン講座を行ったり、
青少年の居場所づくりとして、思春期広場を開いて中高生の悩みを相談したり、
さまざまな事業を展開されています。
それぞれの地域で居場所づくりを目指し、
居場所を青少年たちが選択できるようにしたいともおっしゃっていました。
あと・・・やっぱり稼がなあかん!とも。
稼がないと次の事業につながらないと。
豊郷小では旧校舎の雰囲気を残す視点、
フレミラでは運営管理者としての視点で、
参考になることばかりだったように思います。
センター長さんは二葉の取り組みを応援してくださいました。
今後も何かと情報交換をさせてもらい、
いろいろと参考にしたいですね。
今回はとても内容の濃い視察でした。
いよいよ旧二葉小学校も来週あたりから工事が始まるようです。
秋のオープンまでは意外とあっという間かもしれませんね!
おまけ