社会福祉法人二葉保育園の職員新年会を行いました! [2015年03月02日(Mon)]
おかげさまで新築された二葉南元保育園で、社会福祉法人二葉保育園傘下の5施設の職員70名余りが集まって、毎年恒例の新年会を行いました。当法人では、24時間365日体制で、0から2歳子どもたちを看る乳児院や3歳から18歳までの子どもたちが生活をする児童養護施設、そして保育所を運営しています。本当ならば、この5施設の全職員が年1回集まって、自らの仕事の意味や仲間の意識作りを深められればよいのですが、子どもたちをそれぞれの場所で世話し、見守っていますので、全員参加はなかなかむずかしいものです。しかし、10年ほど前から同法人で働いている職員同士がお互い顔馴染になって、一つの施設にとどまらず、横のつながりを築き合おうということでこの取り組みが始められてから、年々少しずつ参加者の数も増えています。 新年会では毎年恒例で次のようなことを行います。理事長の新年のあいさつ、永年勤続者の表彰、そしてミニゲームやレクリエーション。最近ではプレゼント交換も。また、皆さんがとても楽しみにしているのが、二葉むさしが丘学園の調理師が中心に用意して下さる豪華な食事を頂く会食です。今年もとても有意義な会になりました。残念ながらカメラワークが悪くて、今年の食事を撮りそびれてしまいましたが、今年のメニューはケータリングの他、口の中でとろけるようなローストポーク、新年の華やかさが巻き上げられたのり巻き寿司、おしゃれなカルパッチョやフルーツの盛り合わせなどがいっぱい!たくさんのご馳走を頂きながら、今年は生まれた干支が同じ人同士で新年会のテーブルを囲みました。 理事長のあいさつで、どうしてキリスト教の愛の精神がベースとなっている当法人で、クリスマス会ではなく、新年会を行うのかについて触れられました。1900年、今から115年も前の話ですが、この法人の前身である「二葉幼稚園」を創始された野口幽香・森島峰が事業を開始されたのが、115年前の1月だったからというのが理由です。創始の志、法人の理念にもなっている「すべての子どもたちの幸福のために」という想いを記念すべき月に毎年職員全員で覚えましょうというのが、新年会を行う趣旨だそうです。こうした場で理事長が職員一人ひとりに改めて二葉のめざすべきことを伝えるという機会は、日頃目の前の仕事に追われがちな職員一人ひとりにとって、大切なことを再認識できるのではないかと感じました。時代が変わり、変わるべき事、変えるべき事はあっても、変わらずに大切にすべき理念が私たちの仕事の柱になるのではないでしょうか。 その意味で、新年会で行う永年勤続者表彰は大切な儀式だと私は思っています。今年は、35年も乳児院に勤続された方の表彰がありましたが、同じ仕事を35年というのは並々ならぬことです。そして、二葉のような職場では、子どもたちにとって乳児院や養護施設は実家となる場所であり、彼ら・彼女らが大人になってそこを訪れた際に、自分が幼かった時の事を知る人が居ることで、どれほど安心できることでしょうか。もちろん色々な事情で離職される方はいますが、長く勤められて子どもたちが帰れる場所を支えて下さる職員が毎年このように表彰を受ける慣わしは、今後も続けていかれればと思っています。 |
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社会福祉法人二葉保育園
at 11:41