めだかの学校の授業がありました〜(^0^)/。 [2009年04月29日(Wed)]
昨日の月曜日、昨年から尾鷲小学校の五年生から要請のある
春の遠足に合わせためだかの学校の授業がありました。 場所は長島のツヅラト峠を下りてきたところにある、『めだかの分校』と言うビオトープの近くにある花広場が教室です(笑)。ちょうど休みだった、もと保育園のちぇんちぇのもりまりと、用事があったのに、わざわざ駆け付けてくれたカエルの学校長もご一緒してくれましたm(__)m。 いつもの組み立て式のめだかの学校の教壇を持参しました。「尾鷲小学校五年生の皆さん、この教壇の前では皆さんはめだかの学校の生徒ですよ〜」なんて話しから始めました(笑)。 皆さん20分程の話しを最後まで真剣に聞いてくれました。 五年生はこれから理科の授業で「生命の誕生」と言うメダカを用いた学習があるのです。そのためには産卵孵化をさせなければならないので、まずは飼育がうまくできるよう私からアドバイスさせていただいているのです。 メダカを見た事ありますか??の質問には「銚子川で泳いだ時におったわ〜」と答えてくれました。「まず、生き物を育てるにはその生き物が本来どんな環境で生きているのか知る事が大切である」と言う事。「銚子川のようなきれいで流れの強い川では実はメダカは棲息できないんやで」と説明させていただきました。そうです。メダカの好む環境は田んぼなんですわ。また、世界で古くから米を食べている国とメダカの分布は重なります。また、メダカは英名の一つで「ライスフィッシュ」なんて呼ばれてます。楽しいでしょう(笑)。それでは田んぼはどんな環境なんでしょうかね??なんて質問しながら授業を進めました。ポイントは三つ程あります「・太陽がよく当たる・水が濁っている・水に流れがない」ですね。と言う事はもちろん水は温かいですね。濁っているのはプランクトンが豊富であると言う事。そんな環境に近付け飼育にチャレンジしてくださいとお願いしました。補足として、私がメダカについて広くまとめた資料を最後に先生に皆で読んでねと渡しました。内容は、江戸時代のメダカ遊び、宇宙へ飛び立った四匹のメダカたち、世界のメダカ分布、日本のメダカの遺伝子分布、飼育ポイント、産卵ポイントです。たいしたものではありませんが、メダカがきっかけで、広くこの自然環境に興味を持ってもらえる子供たちが一人でも多く育ってくれたならと言う事が、私のなによりの願いなのであります。 by 理事長 |