二年間の期間を経て、生き物にやさしい水路が完成しました。向こうに見えるのが、私らがヤツガシラをつくっている畑ですね。
はい。別名ホタル水路と私らは呼んでます。
もちろん、ホタルだけの事を考えてる訳ではありません。
農業排水路として、コンクリート垂直二面張りだった水路を一区間だけ生き物にやさしい水路に県が作り直してくれたのです。
私は平成五年に「自然を愛する海山メダカの会」を立ち上げ、生き物の事を勉強しながら、自然保護に明け暮れていた時期がありました。
また、生き物に興味を持ってほしいと、様々なイベントもやってきました。
その時、とても淋しい思いをしたのが、農業用水路だったのですね。
コンクリート二面張り…三面張り…。これ、生き物にはあかんやろ!!ってね。生き物には水際が大切なんや!!ってね。
ドジョウやメダカやホタルは居なくなりますよ!!っと声を枯らしていた私…。まあ、国会のドジョウは案の定?居なくなったけどね(笑)。
素晴らしいふるさとの自然環境が私の目の前からどんどん消えていったあの頃…。
農業者の主張もよく理解できますが、人間がちょっとだけ生き物のために配慮する気持ちがあの頃あれば、これ程生き物が居なくなる事はなかった!と私は確信してます。
この地球は人間だけの物でないからね。
頑張ろう人間!!やで。
はい。こちら水路の上流側。
ここの管理のお手伝いをしていこうと私は思っています。私の一年間サイクルの中で、またボランティア活動が増えたと言う事やな(笑)。
水路は県道沿いなのでホタル見学の時はちょっと危ないから、水路近くに降りて見えるよう配慮してくれた階段ですね。
はい。私の自然愛護への熱い気持ちがメラメラとまた燃え上がってきました(笑)。
ホタルの会の協力で、ホタルの幼虫飼育場を作ります。
この場所は、くき漬けの加工場の土地をご厚意で借りているところです。
アマゴ養殖の程よく栄養分がある排水を利用させていただく事ができました。
この水路で今年はホタルは舞う事はありませんが、ホタルの環境が早く整える事ができたら、来年のシーズンには間に合うかなぁ…。ちょっときついかなぁ。二年かかるかなぁ。いや、まず水路がうまく機能するだろうか…。心配は山積みですが、頑張ってみます。
ええと、昔は銚子川にもいっぱいゲンジボタルがいましてね。
この水路でいっぱいホタルが飛ぶようになれば、ホタルは銚子川で自分の好む環境を探し飛んで行ってほしいと願っている私なんですね。
はい。農業の効率化を目指し、ブラックバスのような政治家が全国的に農地改革を進めたのでしたね。
種まき権兵衛さんの「鳥よおまえもひもじいのだろう」と言う、自分のひもじさだけでなく、他の生き物にも思いやりのある気持ちが、今の日本人には見失われてたと言うやな。
権兵衛さんは、やっぱり偉大やで!!。
頑張ろう日本!!。
頑張れ田上!!かな(笑)。
by 理事長