先週の土曜日の夜は、今年のホタル観察会の二回目がありました。
実質的には、三回目になるのですが、一回目は中止でしたね。
今回は、二回目の観察会に飛んでいた大きいホタルのゲンジボタルは、もう一匹もいませんでした。
ゲンジボタルは、発生が5月後半と意外に早く、見えるのは二週間ぐらいなんですね。
今からヘイケボタルのシーズンになります。
8時前、ホタルいるかな〜と行きましたら、なんも光っていませんでした(笑)。
なので、時間までホタル図鑑を開きでちょっと説明。
私はヘイケボタルを採集し、産卵、幼虫飼育、成虫と育てた事もありますが、ホタルについて伝えたいと思っているのは、なんも難しいことを言う事はありません(笑)。
素敵な光りのホタルですが、まずは幼虫時の気持ち悪さを知ってほしいかな(笑)。ホタルの幼虫のグロテスクさは、ゲンゴロウの幼虫とよく似てますね。
そして、桜咲く季節の雨の夜にこの幼虫は光りながら水の中から這い上がると言う事ぐらいかな。桜見たら、あのホタルの幼虫を思い出してい〜ってね(笑)。
現在は水路の護岸が垂直コンクリートばかりなので、ホタルの幼虫たちは、護岸を上るのに本当に苦労されているのですね。
シーズンになると幼虫は光りながら垂直護岸を上りますが、やっぱりポトンと落ちてしまうのですね…。繰り返し繰り返し上っているようです。
そしてやっと這い上がり、土の場所で土マユを作りサナギになるのですが、草刈り時期が合ってしまうと、踏みつけられたりするのですね…。
苦労が絶えないホタルです。大切にしてあげたいもの…。
それほどホタルの環境が少なくなったと言う事ですね。
はい。いよいよ8時過ぎぐらいになると、草むらでポツリポツリと小さな光りが見え出しました。
おや?子供さんの頭の上に光っているのはホタルかな(笑)。
はい。私のベストに刺しているのは、刀ではありません(笑)。折りたたみ式チョウ捕りタモなんですが、ゲンジボタルを捕まえるには、このタモは必要ですが、ヘイケボタルなら必要なしですね(笑)。
はい。ヘイケボタルを捕まえ観察用プラケースに入れて皆さんに見てもらいました。わぁ〜こんなに小さいんだ〜ってね。
はい。大きい事はよい事なんですが、小さな昆虫ほど、環境の変化にしたたかに対応する一面を持ってますね。
はい。ホタル観察会、楽しんでもらえたかなぁ♪。
ヘイケボタルは、ゲンジボタルのように、あまり飛び回らないね。
でも、時期や時間、気温によって活発に飛び回ったりしますね。
今回は、ヘイケボタルの出始めと言えるかとおもいます。
そこで、めだかの学校長の私は、ヘイケボタル君らにコンタクトを送り、短い時間でしたが、光りを見せてもらった次第やったね(笑)。
真っ暗な水路は天の川か〜竹やぶがクリスマスツリーか〜と思いましたが、今回はそこまでならんだね。でも、参加者の皆さんに無数の光りを喜んでもらえて、よかった〜のめだかの学校長でした。
はい。明日は台風後で予測不可能ですが、ヘイケボタルは今がシーズン!。
どんな光りを見せてくれるかな♪。
by 理事長