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魚飛渓谷で水生生物調査をしました♪ [2010年08月26日(Thu)]
8月21日(土)、魚飛渓谷で水生生物調査をしました。
常日頃から銚子川を題材にいろいろ考えている私たちですが、今年は特に銚子川シンポジウムもあるし、「何か特別に…」と春からあれこれ意見を出し合った中に、美華ちゃん企画の「銚子川で水生生物調査」がありました。
「できれば地域の子どもたちと!」と希望していたところ、紀北町の小学生を対象に水曜日や土曜日の放課後クラブとして様々な活動している「いきいき子ども学園」さんの「川遊び」のメニューの一つに組み込んでいただくことができました。
この水生生物調査は、川に棲む生物を採集して分類し、その種類や数によって水質を調査するものです。
銚子川では過去に調査されたことがなく、今回が初調査!となりました。
前日は雨も降って開催が心配されましたが、この日は晴れ!

バスに乗り、途中からミニバンに乗り換えて、子どもたちが魚飛渓谷にやってきました。


水生生物調査は本来なら気温や川の流れなどを測り、いろいろ調べたり記録もする学習的要素の強いところが多々あるのですが、今回は「川遊び」として行なうので、生き物採集や観察を中心に行ないました。
三重県環境学習情報センターの木村京子先生から注意事項や説明を受け、班に分かれて生き物採集開始!
タモで魚やエビ・オタマジャクシを捕まえました。


石をめくって裏にひっついている虫も捕まえました。


班で協力し合ってがんばりました。


採集が終わったら、少し分類して観察です。
小さくてよく見えなかった虫や動きが速くて捕まえられなかった魚も、大きな写真や予め捕まえておいた実物を観察ケースに入れて、みんなで観察しました。
配られた下敷きと見比べてみると、きれいな水に棲むカワゲラ・ヒラタカゲロウがたくさん見つかったことがわかりました。サワガニ・ヤマトビゲラ・スジエビ・カワニナも見つかりました。この川の水質は分類T〜Wまでの中で、一番きれいなT群ということです。
きれいだとわかっていても、こうやってはっきりすると嬉しいものですね。
三重県や他の自治体でも絶滅危惧種に指定されているアユカケもみんなで見ました。
このアユカケも水がきれいで、ダムや堰など大きな段差のないところでしか棲めない生き物です。
絵本の読み聞かせの時にも「生き物博士」的な子どもがいたのですが、今回もアユカケが入っているケースとコッソリ移動していたら「あ、アユカケ!」と叫んだり、『これは…』と先生が言いかけるとすぐに「カマキリ!」とアユカケの別名を言うなど、詳しい子がいましたよ。

バケツに入れて「ここにトゲがあって…」と解説しながら子どもたちに見せる役場のこうちゃん。
恐る恐る体を触る子どももいました。

『他にどんな虫がいた?』の問いかけに「石のお洋服を着た虫」と、答えてくれた子もいました。
オタマジャクシを捕まえた子どもたちは、「足が出ているから」とバケツの中に石を入れてあげていました。
子どもって素敵ですね。

天然岩の滑り台やターザンロープもして、川原でお弁当を食べて、絵日記風の感想を書いてもらいました。
水生生物調査が楽しんでもらえたかどうか心配でしたが「魚やオタマジャクシを捕まえられて良かった」とか魚やオタマジャクシの絵を書いてくれる子たちもたくさんいてホッとしました。
最後に川の中で宝探しをして終了しました。

紀北町には泳げるきれいな川がたくさんありますが、最近はどこの学校にもプールがあるので、地元の子ども達も川で遊んだり泳いだりする機会は少なくなっています。
今回のことが夏の楽しい思い出の一つになり、川に親しむきっかけになってくれたら嬉しいです。

協力してくださったたくさんのみなさん、本当にありがとうございました。
この日の様子は、三重県のホームページでも8月27日以降、見ることができます。
ぜひご覧ください。
Posted by ふるさと企画舎 at 17:23 | 地域のこと | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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