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大辺路パート7 [2024年03月19日(Tue)]
国道42号を少しだけ歩き、いよいよ長井坂に突入。
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するとすぐにこんな道標が。
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比べてるとどの方向かすぐにわかる。素晴らしい道標に感謝だった。
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来る時車窓からの線路が。
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こんな車道の上り坂をダラダラと歩いて行くと。
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これが本当の長井坂?に突入〜と。
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道は車道と並行にあった。
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集落に下りて来た。
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こんな場所が。そう廃校があった。
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廃校手前の樹木がでかく感動しながら廃校を覗いてみた。賑やかだったであろうありし日の子供達の声が聞こえるようだった。人口が減り続ける限り田舎の学校はどこでもこうなるんだと教えてくれていた。

ボクは寝不足からだろう、この場の雰囲気に飲み込まれている感はあったようだと振り返える。なんだか全てが懐かしい風景に思えていたんだ。

少し行くとこんな場所が。
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コンクリートのバス停が目に止まり、雨だし屋根があるから休む事にした。

バス停があると言う事は利用する人がいるからバスが来るのだろう。紀北町のいこかバスみたいなものか?なんて考えながら座っていると!おめー生きてるか?死んでないか?と自問自答した。たぶん一瞬寝てしまっていたのかはわからない。

バス停はまるでお地蔵さまの祠のようだと思えてきて、まるで自分が石仏になってたようだなと笑えてきた。
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般若心経はあげなかった。お地蔵さまが自分で般若心経あげるのも変やろ!とボク。キャンプ場へブログを送り、ええいっ!と邪鬼を払い歩き出した。
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ともかく、この時は時間も曜日もわからない。なんも思い出せない。あの世かこの世かも分からなくなっていた(笑)。俗世と無縁の世界に居たのは確かだ。見方を変えると、その瞬間が熊野古道と言う歴史の道の歩く旅の魅力かもしれない。


はい、長井坂、まだ始まったばかりだった。どっから何処までが長井坂やねん?と。峠と言う表現はない。坂と言う表現。坂なら今日はほとんど坂なんやけどな!とうなだれていた。

by理事長
大辺路パート6 [2024年03月18日(Mon)]

こりゃ馬は転ぶわ!と言う坂をやっと上がるとこんな場所。
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こんな場所と言うのは想定していた。天気良ければ太陽光以外景色は素晴らしい景色の場所だろう。野宿場所には良いなと。
しかし、道標が無い。歩く道があるから不安ながらも歩いて行った。雨が降り出した。今日は降らないと言うとったやなたいか!とマジで頭きてた(笑)。

急いで雨支度をする。この時は本当にくじけた。
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アップダウンは無いが、コースからどんどん離れていくような雰囲気に焦りながらダラダラ歩く。

やっと道標が。
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涙出そうだったな。何度引き返そうかと考えていたからだ。太陽光の車道を歩けばすぐの距離だったろう。しかし、途中の入り口がわからなければ、それこそ真っ青になる。

そんな場所には池があった。
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うん?道が無くなった…。
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イノシシのおかげで、ぬかるみで道もわからないし靴は泥だらけ。
マップで見ると馬転び坂はそんな距離が無いと見ていたのだったが。

やっと出た。雨降りだが林の外は明るい。
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そこはこんな場所。断崖絶壁。
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左側が方向だ。
濡れた草に靴を擦り付けながら歩いていた。泥を落とすためだ(笑)。
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海が良く見えた。
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グミか?。食べたかったがまだ熟していなかったのは残念だった。
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釣り人が居た。
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長井坂突入!。車道は国道42号だ。
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長井坂の境目がボクにはよくわからない。どっからどこまでが長井坂なのか?。他の峠でも2つぐらい呼び名があるのか。仏坂でもそうだったか?。

まあ下調べが足らないだけなんだが。


by 理事長
大辺路パート5 [2024年03月13日(Wed)]

アスファルト道になるとトラウマが。
前回の失敗を思い出す。もう無理が出来ない年頃なのか…。
無理はせずゆっくり歩いていたのだが時間が足らない。野宿目的地には明るいうちには着きたいと考えていたし、その地は簡単に行けるだろうからまあ暗くなってもなんとかなるやろと考えていた。しかし、それは大きな間違いに気付くのは翌日だった。

降ったり止んだりで気温低くく風もあった。駅に着く前にまた小さなスーパーを見つけ、昨日の失敗からとりあえずまたパンを2つ買った。先の自動販売機で水はとりあえず買っていたし、日置川
地下水もそのまま残していた。また、ビールにありつけないといやだからビールはお店の自販機で買ったすでに飲んだ(笑)。お店のオッチャンも親切でね。
食事場所を教えてもらった。

着いた。
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駅前。名前に惹かれブンブン〜とワクワク入ると目が点になったな(笑)。
コワモテの?お母さんが。すみません〜ちょっと急いでいるので早くできるのはどれかな?と聞いた私が悪かったのか、早くできるものは無え!と。
はい、とボク(笑)。
でもこの一言がボクをピンチから救ったのだ。外は雨風が強くなっているのがわかっていた。
でも前に進む気持ちではまだいた。
無え!の一言でまあ慌てなくてよいなと。

親子丼本当に美味しく。久しぶりにご飯を食べたなと。
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ご馳走様〜と出る前に、お母さんに聞いた。駅舎は夜締め切りますか?と。閉めないよ、ずっと空いてるよ〜とね。
お店のドアを開けると台風でも来たんか!?と言うぐらの嵐となっていた。

周参見駅は素晴らしい。
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とにかく、この嵐と時間では進むのを諦めた。と言う事は駅舎で野宿。座って寝るは難しく。
うん、なんか青春している若者みたいやな!とボク(笑)。リュックに杖を立て掛けてね。
人様をなるべく不愉快にさせないようにと気を使ったつもりだ。

ただ、ドアがあるから本当に救いなんだけど自動ではなく、開けたら閉めてくださいと張り紙があるんだけどほとんどの人は閉めない。それがボクの仕事化してた(笑)。うん、駅舎には自転車やいろいろ展示物があるからね。不用心と言うよりしけ込み防止なんだけど。

とにかく2時間くらい寝れたか…。

駅舎のおかげで朝早く出発できた。7時ぐらいだったか。カッパを着込むまでもなく。

まずは馬転び坂の入り口を探した。
こんな場所から。
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ここからだ。
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つい今までイノシシ居たな!と言う雰囲気。そう、掘り起こしを観察すると雨に打たれてないからだった。ボクが来たから逃げたようだなと。声を張り上げながら進んだ。
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また、急坂で考えてたより距離があり、夜に来てたらイノシシと鉢合わせするところだったろう。

あのお母さんの一言に感謝したボクだった。

by 理事長
大辺路パート4 [2024年03月12日(Tue)]
日置川を渡り上流側を目指すため左折。
何かしら道標が欲しいなと。
そう、歩いてみてわかる道標のありがたさ。いつも天気良しとは限らない。カッパ着込んだ雨の場合。マップや携帯出すのも億劫になる。なのでそんな気象の時はマップをしっかりあたまに入れておく。なので道標を見つける度にいま間違ってない!と安心するのだ。
ここではボクの動物的感がさえた。ほんまかい〜ですが(笑)。
歩いている方向は人家で行き止まりやろと、山側にルートを変更した。
するとこんな場所が。
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さっき地元のような車の人と出会った。車は私とすれ違った後すぐに止まる。そしてこの場所なので、熊野古道のハイカーが網を閉めるか確認したかったのだろうと。ボクはきちんと閉めるよとつぶやいていたな(笑)。
そう、ある意味地元にはハイカーは心配事、迷惑?な一面あるのだな。

最初はこんな道だったが。
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だんだん崖っぷちになり、渡し場まで思ったより距離があった。
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するとこんな場面が目に飛び込んできた。
あかんやり〜重たいで〜迷惑やで〜と。桜泣いとるやん〜と。ここまで増水したと言う事やな。
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道?それなりに進んでいくと水辺に出た。
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この瀬の下流側が渡し場だろうと、勝手にボクは決めつけてしまった。
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なので、上り口はここからこの上だろうと上り口を探すのに行ったり来たりでかなり時間を費やしてしまった。見つからず焦りまで。
横切る小さな谷に朽ちた丸太橋があるのに気付く。うん!?まだ先か?と。しかしそこから続く道はイマイチわからん。リュックまで下ろして探してたな。うん、こんな場所はまだ先を示す道標が必要だ。
渡し場はかなりまだ先だった。

やっと渡し場に到着できた。舟なら直ぐの場所。
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さあ行くぞ!と。この時点で1時。
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救助道標だ。今回の最終番号は最終日、長井坂を下りたところで確か65だったと思う。
車道にはこの道標はない。
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車道に出た。
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人を見かけるのがほとんどない集落を歩く。
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こんな石仏が。
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庚申さんだ。今も大切にされているのが素晴らしい。庚申さんと言う事はこの場は集落の入り口となる。

こんな場所も。
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高い堰堤に魚道をつけていた。まだ新しく。アユのためなのか?生態系のためなのか?なんて考えていたな。

すると自転車に乗ったオッチャンとすれ違う。こんにちは〜と挨拶をば。ちょっと経つとオッチャンが戻って来た。オッチャンは私に、なんでここ歩いてるの?間違ってないかい?コースはまだ下からのはずですよ、と親切に。ボクはここもコースですよと。

私は下調べが足らなかったようだ。途中の山中で分岐があったのはわかっていた。そうそれが仏坂への分岐だったんだろうと。
オッチャンに自動販売機ないかな?とボク。この先に(4km)あるから頑張ってとオッチャン。お礼を言い下って行くとこんな場所が。
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オッチャンの言うのはここやなと。

しばらくするとあった!自動販売機!で。
やっと文明に出会えたと喉を潤す事ができた。
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自動販売機を観察していたボク。こんな山中の自動販売機にはボトルを捨てるゴミ箱を設置してくれている。これはバックパッカーには本当にありがたい。買った分、空になっていたペットボトルを捨てさせてもらってる。でも町中の自動販売機ではゴミ箱は設置されてない。買うなら山中自動販売機やな!とボクは思ったが、重たくなるだけやり〜と(笑)。

いよいよ周参見に突入だ〜で。

by理事長
大辺路パート3 [2024年03月11日(Mon)]

アイラ〜ブユー〜八分音符と突然、尾崎豊の透き通った声が流れて来た。
FM和歌山なのか?クリアに良く入った。胸に染みた。オッチャンは10代にスッと戻る。10代、ボクは何してたやろと。いっぱい恋をしてたな。今は山中で1人ぼっちやけど、と(笑)。
テント外は気にしてラジオをつけていたが、静かにしたら寝れるかなとラジオを消した。でもまああまり寝れなかったと思う。

朝方5時ぐらいに目が覚める。ポツリポツリとテントを叩く雨音。あかんやり〜雨は夕方からって言うとったで〜とボクは雨に怒っていたな。
明るくなるのを待ち、テントから顔を出し、樹木越しの空を見上げる。今にも本降りとなりそうな気配。撤収は今だな!と動き出した。
本降りになる前に撤収できたのは本当に良かった。雨支度をしての出発だ。
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無心にひたすら歩いて行くとゲートが。焦る。横から通れたが、何かしら案内が欲しいところ。 
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この距離。まだある。
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林道をひた歩く。
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やっと県道に出る。
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こんな場所。
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ここは桜の空き地と言うのはGoogleマップから確認していた。
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その場から日置川を望む。渡し場はこの上流だ。手前下の中州が一つの野宿予定地でもあった。あかんやり〜下りれんやん〜で(笑)。
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はい。この場所も野宿予定地の一つだった。日置川下流側の場所。ここはアクセスしやすくて人目に付かず正解かなと。
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茶茶と言う喫茶店を目指して県道をどんどん下る。
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モーニングしかできませんが〜と陽気なお母さんが。
凄いモーニングでびっくり嬉しく。なんと700円。コーヒー付き。安すぎませんか〜と私(笑)。
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そして、お母さんに申し訳ないけどお水ください〜とボトルを渡し。ここの水はね〜日置川の地下水の水だから美味しいよ〜と。感謝感激の私だった。
お礼を言い、外へ。小雨がわずかだったがまたカッパを着て出発。

いよいよ日置川を渡る。
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はい。私は自分の趣味だけで熊野古道を歩いているのではない。三重県の伊勢路の取り組みを考えた時、自分で歩かないとわからない事がいっぱいあるな!と歩き出したんだ。

私の体験から熊野古道の地域の感情を知ることが大切だと考えた。熊野古道では地域のもてなしの気持ちが大切だからとね。

ここ大辺路では伊勢路に比べ、より来訪者は少ないのかな?と思った。でも、行政のハード面は違う。和歌山県として要所要所的に素晴らしく整備していると思った。また、地域に住む人の気持ちとしては高齢化が進み過ぎてしまった感を感じた。地域と行政の温度差だ。熊野古道自体は整備が行き届いてない。イノシシの被害がたくさんで追い付かないのだろう。

さっきのモーニングにしても、観光を意識してるのではなく、地域の皆さんのためにとお母さんは言っていたのが印象深かった。

そう、お年寄りは肩を寄せ合い助け合い暮らしていた。それでもう精一杯なのかなと。地域の将来を考える余裕はもうないかなと。歳を取りすぎたんさ〜と言うだろうと。

うん。もしまた20年後、この地を訪れられたとしたらどうなっている事だろう。

熊野古道は世界遺産だ。訪れてくれる人がたくさんなら何かしら道は切り開けているのではないか!!と願いながらこの地を後にした。

大切に考えよう!世界遺産!で。



by 理事長
大辺路パート2 [2024年03月09日(Sat)]

今回はよく頑張ったと思っている。

第1弾の前回はコテンパンにやられ、老いまで思い知らされたから。もう歩けないんじゃないやろか…バックパッカーもうできないんとちゃうやろかと。

なので、今回は焦りと不安がピークに達していたんだ。早く良い手応えを感じたいと。なのでかなり身体を労りながら歩いていた。

また、前回と違う事。それはボクがスマホにした事だ。電話もまともにとれない状態だったが、ブログだけは送ろうと取り扱いに頑張った。

また、ボクが何処にいるかわかるためにするのがスマホの役目なんだな。

救護道標No.1の写真と順番が前後するが、寺からすぐの所の熊野古道。こんな熊野古道は初めて見たじょ!と。
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そう、真ん中に水路があるんだ。歩行者は右側通行と言われてるから、この場合は上りの私は右側を歩くんかいなぁ?どっち歩いたら良いんやろ〜?なんて考えていた。ともかく昔の風情を想像していたな。洒落てると。

   
七曲がりの始まり。
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いくつ曲がったか数えられなかった。7つどころではないやり〜とツッコミ入れていたな(笑)。

峠の看板案内。
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やっとここまで来た。この日の歩き出しは、くりちゃんラーメンから1時ぐらい。この時点で4時。距離は7キロぐらい。
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まだ進み下り日置川までと考えたが、夜になるなと諦め野宿地を探した。


平らな野宿地を探し。落ち葉ふかふかでマットいらんぐらい。時間に余裕を持ってテント設置できたのが本当に嬉しく。第1弾の時は最悪だったから。

しかしまあ山中1人ぼっち。ヒロシのぼっちキャンプではない。歩く旅のガチな野営だ。油断ならない。怖い…。
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テント出入り口にクマスプレー、ナイフ、スポットライトを置き、杖に付けてある鈴をテント叩いて鳴るように仕掛けた。

ラジオは耳悪いの?と言うぐらいボリューム上げていた。うん、本当耳が悪いし(笑)。
ともかく、水が500mlしかない。お茶はペットボトル半分。尾西のご飯はあるが、明日の飲み水の確保のため却下。今日買っていたパンを2つ食べ、貴重な水でチビリチビリとウイスキーを飲んだ。
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 柿のタネは最高のつまみとなった。この柿のタネ、出発前に大野君からもらったもの。大野君は前日丁度打ち合わせでキャンプインへ来ててね。なぜか大野君のポケットに入っていた柿のタネを私に。わけわからんヤツやにゃと(笑)。ともかく柿のタネは小袋だったからリュックに入れておいた私だったんだ。前回のポッキーの事を思い出してね。それが功を奏した夜だった。
大野君的にはどっかでもらった柿のタネがポケットで邪魔だっただけのことだろうけどね。

ともかく、怖さもあり寝れない夜だった。ビールも無かったし(笑)。


by 理事長

大辺路パート1 [2024年03月08日(Fri)]
また今回の大辺路をブログにて書き記しておきたいと思いますのでお付き合いの程をよろしくお願いします。
あほたんな珍道中を笑ってもらえたら幸いです。

今回は大辺路第2弾になるね。足を痛めた第1弾の時は1泊で今回は2泊。なので3泊でまだ第1弾の目標のエビカニ水族館まで行けてない。まあ私のペースではこんなもんやろとは考えてる。まずは最南端の潮岬は目指したい。これからは山の中は少ないかな。いよいよ地域を見ながらの旅となるね。

車窓から。
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こんな海を見ながらが大辺路だと思ってたが、長井坂までは山中ばかりだった。

はい。気い飛んだ駅(笑)。
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まずくりちゃんラーメンに寄った。入り口不安だったがドアを開けると事務所だった(笑)。間違えました〜と伝えると、ここからだよ〜とてれてれ
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前回気づかなかった、ちょっとしたスーパーを見つけ立ち寄った。おにぎりとカップラーメンでもと思ったが、おにぎりはなく軽いパンを2つ買った。お店の主人が熊野古道ですか?と気さくに話しかけてくれたからかな。この先にはローソンがあるのを知っていたボクだから。

しかし、やらかした…。そう前回の断念から先しか見てないボクだった。ローソンに寄るのを忘れてしまったのだ。
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この富田橋を渡り左折してローソンだったのだが。行く先の右にかなり進んでからローソン寄ってないやん!とボク。パンがあるからなんとかなるか?と気分を切り替えた。でも飲み物ないやん!で先に自動販売機がある事に期待してたが無い…。

ここまで来てしまった…。
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上り口までもうすぐだ。あせりまくる。お茶一つは持っていたがそれだけでは歩く事すらできない。寺で水を分けてもらうか、トイレの手洗い水が飲めるか思案して寺に行ったけど敷居高く断念。やっと近所のおじさんを見つけ水もらえますかとボトルを差し出した。ボクはいったいいつの時代の旅人やねん!?とうなだれててしまった(笑)。
今回は出発時から忘れ物が多々あった。前回の退却から焦りがあったのだと思う。前しか見てなかったなと。

なんと上り口は寺の横からだった。
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風情よい入り口。思えば紀伊田辺駅を出てから初めての熊野古道だ。
やっぱりアスファルト道と違い山道は足への負担が集中しないなと。体力的にはきついのだけどね。

大辺路1番だ。 
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500メートル道標だろう。
さて、今日はできるなら日置川まで行きたいと。できる事なら山中野宿は避けたいなと。



つづく〜チュッ

by理事長

大辺路より帰っております。 [2024年03月07日(Thu)]

皆さん心配おかけしてして申し訳ありませんでしたが、昨日のうちに帰ってきました。

長井坂を下りてきたところにある、みろず駅に電車の時間をとりあえず見に行くと丁度10分後にあったので帰る決断をした次第。
昨日は浜辺で野宿を考えていたのでしたが、海がかなり荒れてましてね。また、前の晩は駅舎でしたのでかなりの寝不足で頭の回路が回らずで。
エビカニ水族館までなかなか着かないね(笑)。早く館長さんに会いたいんだけど。

なんやろこれ?。
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はい。海山を出る時にファミマで買った非常食の
一つ。今回は食べ物に困りましたが、これを食べるまでもなかったのは幸いと考えています。

by 理事長
大辺路を歩いています。パート3 [2024年03月06日(Wed)]
今9時。周参見を7時に出た。 
そう、昨夜はしのぶちゃんところで食事して出たら嵐となっていて時間も遅くなり野宿あきらめた。またも駅舎。朝まで。だから早く出発できた。雨、雨、雨。

今、ここ。
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何処かわからん。一つの長井坂を下りてきたところ。長井坂…長かった。これからだが。大辺路なめてかかれない。

ここはバス停のコンクリートの祠の中だ。
真ん中に座るボクがお地蔵様に思えてきた(笑)。
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うん。般若心経をあげようか(笑)。




とにかく体調は良い。寝不足だけど。今日は予定通りエビカニ水族館の手前まで行きたい。

by理事長
大辺路を歩いています。 パート2 [2024年03月05日(Tue)]

山の中野宿から元気してます!。

ただ、思うように進めない。安居の渡しには乗れないのはわかっていた。かなりの遠回りに加え迷子になった。道標頑張ってほしい。
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時間をロスしながらも足を痛めないようゆっくり歩いたおかげでまだ歩ける。今午後5時、周参見駅。食事する。
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今日朝から降ったりやんだり。これからが本降りやろ。気温低い。強風。野宿する。なんとかなるやろ(笑)。


by 理事長
大辺路を歩いています。 [2024年03月04日(Mon)]

予定通り大辺路リベンジを決行しました。

ペース遅い。2時半に七曲りを通過。
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見晴らしよくて白浜空港が見えた。りゅうちゃん手を振ってくれた。それは冗談ですが。
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足は大丈夫なのが何よりも幸い。
ペースが上がれば安居の渡し近くまで行きたかったんだけど今夜は山の中。
昼と夜の寒暖差が激しいね。今5時前。寒いよ。
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なんとかやってますので。

連絡まで。

by 理事長
明日出発予定! [2024年03月03日(Sun)]

明日、大辺路リベンジに向けて出発する事にしました。

いつでも出発できるように先日自宅でシュラフを詰め替えました。
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シュラフだけは絶対濡らしたくない物として防水の強いバッグに入れますね。他のスタッフバッグもシームテープありの物なので濡れ物は大丈夫なのだけど隙間があるし、シュラフはリュックでは一番下だから濡れ物が上にあるのはなんか怖いからアクアバッグ的な物だね。容量は10ℓにシュラフ♯1を詰め込む。圧縮はしなくてもリュックの横幅に収まってくれるのが嬉しい。
ダウンはいつもはゆったりとした袋に入れてあるので詰め替えなんだね。

なんやろこれ(笑)。
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今回スマホにした事で兼ねてより不安だった私の所在地がトトロに解るようにできた。ともかく私のスマホを皆がセッティングしてくれて遊んでくれてるんだな。誰が撮ったんやー!と(笑)。

明後日ぐらいから雨かなと。雨も嫌だけど、前回の条件から悪いのはなかなか無いやろ!とは思ってはいるのだが…。

今回は紀伊富田駅からの出発だ。初日は山中野宿、怖い…。安居の渡しに乗れるやろか…。仏坂、周参見駅、馬転坂、長井坂、ゴールはエビカニ水族館の江住駅やね。三泊ぐらいか。
ともかく無理はしない。何度でもリベンジする。

行ってきまーす!で。現地からブログでお伝えさせていただきますね。


by 理事長
懲りずに(笑)パート2 [2024年03月02日(Sat)]
次はリュック編。

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これ全部48ℓケストレルリュックに入る。
几帳面にほぼほぼ袋詰めしてるね。
手前の青い物は到着したばかりのmont-bellのフットウォーマー。今月号のガルビイだったかな。これは使えると言う記事を見た。そうかぁ!この手があったか!と。貼らないカイロでも一つ30gあるんだよ。これは142g。ゴミになるカイロから考えると有効だと考えた。
そう、シュラフ(♯1)が想定外の寒さに対応しない時は神のダウンパーカを着る。足が冷たくどうしようもない時はカイロ頼みだったんだけど、これを試してみたくなった。
5ℓの黒のスタッフバッグにパーカとウォーマーを入れて2ℓにシュラフカバーを入れた。
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はい。全部入る。トップには食料。
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上に見えてるフリースは軽量のシャミース。これは時期により持つ。着るだけでなくシュラフで寒い場合は膝から下を守ってもらっている。なので今回のウォーマーの出現で不用とになったと思うがスペースに余裕あるからまあ持つ。しかし欠かさず持っていたmont-bellのソフトクーラーは冬季は不用だとなった。重さ100gの軽量に成功。しかしボトルカバーの40gが増えたのだけど。うん、私はビールカバーと呼んでいるね(笑)。ともかく足し算引き算の繰り返し。
スタッフバッグだけでも重いやり〜と言われそうだが…。
ボクはガチガチの袋詰めは苦手なんなんだ。詰め込むとかわいそうに思ってしまうし。
そしてこうなる。
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食料、水無しで12キロまでには絞りたい。まあこれ以上の軽量化は私には無理だし危険を感じてしまうから。あの古いラジオが250gもあるんだけどね(笑)。


by理事長
懲りずに(笑) [2024年03月01日(Fri)]
はい。先の大辺路バックパッカー退却からリベンジを果たすため、いろいろ見直しを考えながら機を伺っているボク。

まずはテントの見直しと私のリュックをちょっと見たいとの声もありで。
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このオスプレーのケストレス48は一つ前の形だけど私にはかなり使い勝手よくてね。悪い点は二つあるか。ヘッドが取り外せない事(中身増えても調整もできない)と背負い心地はイマイチかな。まあ背負い心地は体型により人それぞれだろうけどね。
いちいちヘッドを開けなくともワンアクションでサイドから中身を取り出せるのは本当に凄いよ。私はあとグレゴリーのカトマイは知っているぐらいでオスプレー以外は知らないのだけどね。まあオスプレーはデザイン的には古き良き形となるか。好みが分かれる部分だ。私は基本形だと考えているけどね。


前回ステラリッジの試し張りをして気になった事を試してみた。
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そう、フライ先張りでのインナー張りの手順を考え直したのでちょっと実戦してみたところ。インナー四隅止めは奥から順番で解決できた。まあ当たり前なんだけど、ボクには嬉しいんだなこれが(笑)。

さて次はこれだ。
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リュック背後ポケットに入れてあるカモシート。これをテントに被せるカモとする事(笑)。
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こう出来た。四隅止めにゴム紐を考えたのだ。なかなかうまくできたとボクは思っている。
少しでも気配を消したいためだな(笑)。
でもまだまだ改良が必要。

懲りない人だね〜と皆さん笑うでしょうね。
でもこれが楽しいんだよ(笑)。


前回の失敗からこれからはゆっくりゆっくり歩きたいと思っている。
出発は気い飛んだ駅…いや、紀伊富田駅からだ。
ちょっとトラウマになってる。初日はいきなり山の中だ。怖い(笑)。  

by理事長
バックパッカー準備! パート2 [2024年02月17日(Sat)]

はい。出来上りましたと言いたいところだが、これはフライだけだ。
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そうフライ先張りだ。どしゃ降り時のテント設営の想定。
まあステラリッジの場合インナーはフルクローズできるから多少の雨ならインナーは濡れてもOKだから、フライ先張りは面倒な一面あるからどしゃ降り以外は普通の順番で張るつもりなのだが、先の経験からどんな条件になるかわからない怖さがある。
先の強風時ならフライからは先になんて張らないが。
また、フライだけの場合も時としてあるか?。シェルターとしてのイメージだ。タープ的利用だ。
そう、なので今回試したのはフライ先張りの為のゴムバンドを使い勝手よいように付けたのを試したかったんだ。

さて、次はインナーを張る。
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ボクはテント類はインナーとフライ、グランドシートは二つに分けて袋づめしている。汚れや濡れがひどいフライとシートは同じ袋。濡れを一緒にしてしまわないこと。野宿も二日目になってくるとインナーはなるべく濡れてない方が気分はよいからだな。

インナーの四隅を差し込んだ状態。
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ここから、膝まづき奥からポールにインナーを止めて行くのだが、靴がフライ上になってしまうのが今回気付いた。それは良くない。雨だからテント設営時は靴は脱ぎたくないし。靴はとても汚れているからだ。
まったく面倒くさいヤツだ。

真上まで止めた場面。奥から順番に止めてくる。
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じゃん!完成だ。
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なんやろこれ?。
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そう前回、ステラリッジの前で焚き火したらインナーに穴をあけてしまったのだ(笑)。
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それをmont-bellの鈴鹿店に電話して、mont-bell製品の数あるリペアシートからどれが良いか聞いたんだ。女性店員の親切な対応でmont-bellがちょっと好きになった(笑)。
店員さん頑張ってる。店員に支えられてるmont-bellか。
いや、会長には頭上がらない私(笑)。

ともかく穴をあけた。ショックだったが、あの砂嵐にくらべたらなんてことないなと(笑)。
まあチャックを開けなくても外が見えるな!改良だと思うことにした。

試しが終わればすぐに畳んだ。
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この場合はフライ先外しだが、雨の場合はもちろんインナー先外しだ。
ともかくステラリッジはよくできたテントだと思う。暖かい時は使いたくないが。蒸せるよこのテントは!で。
前室の小ささも山岳を意識しているからだな。強風への対応だろう。

キャンプイン海山は地面が固いのが有名か。こんな固い地面でもこのツールナイフのハンマーでペグは打てるんだ。
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コツは地面に逆らわないこと。ゆっくり叩いていくとペグは石から逃げながら入っていく。無理矢理はよくない。
逃げ切れない石と出会ってしまったら場所を少しずつ変えて気長に打っていく。

はい、これ。
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前回の野宿で石で無理矢理叩いたペグ。
頭が曲がっていた。折れずに本当に幸いだった。よく頑張ってくれたな!とボク。
これからは今回の経験を忘れないためにこのペグは必ず持つことにした。神のペグだ。ユニフレームのジュラルミンペグ。アルミのように軽いのだが強度がまったく違う。バックパッカーには超お薦めだ。

またウエアを変えた!?。
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このウエアは私が好きなアシックス時代のタラスブルバだ。
メルカリで見つけた。3000円(笑)。

このマウンテンパーカーはいつもの60/40と違い、軽いナイロン製品だ。

前回のオレンジマンの薄さぐらいなのでリベンジの大辺路で試してみようかと。

すぐに重量計算。オレンジマンとカモフラージュパーカーで何グラムか?。このオレンジパーカーの一着でその二着分の役割り果たせるのでは?と。
しかしカモフラージュパーカーは捨てがたい…とか。
まったく面倒くさいヤツだ(笑)。

このアシックスのパーカは腰下がロングなのだ。現在のmont-bellにはこの薄さのロングパーカーは存在しないなと。

野宿時はカモフラージュが理想だが、歩く時はやっぱり派手めのカラーが安全だ。

迷う…。

うん、楽しい(笑)。


by 理事長
バックパッカー準備! [2024年02月16日(Fri)]
いや〜まー君には勇気付けられた校長先生でしたな。

前回、大辺路から退却した私。
老いを痛感した。またテントを見直した。

うん。大辺路の続きをリベンジするためさらにいろいろ見直しをしてる。面倒くさいヤツで申し訳ないけど、これが楽しみなんだ。あぁ面倒くさいヤツ(笑)。


mont-bellのステラリッジ2型テント。
涸沢を目指してから買った。すぐにグランドシートに付いていたテント止めのゴムバンドとペグ止めロープはボクには必要ないと外した。その後必要あるなとも思ったが、そのままにしてあった。そして先日ステラリッジにカモフラージュシートを被せるためにキャンプしてみたんだ。

その時にゴムバンドだけはやっぱり必要だと思った。
でも面倒くさいヤツは元にはそのまま戻さない。使いかってよいように改良した。

野宿にはこんな素晴らしいサイトなんてなのだが(笑)。
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このリュックのここが素晴らしい。サイドからワンアクションで中身を取り出せる。オスプレーケストレル48。
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はい、これが改良。
ゴムバンド的には純正よりちょっと細い。また、取り付け場所を先端にした。
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リュックのこちら側はリュック内部にはアクセスできないがポールのような長物がぴったり入る。私はここにポール、ペグ、チタンスコップを入れてある。
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テントを組み立てる時に出る袋類が風に飛ばされないようここに決めて入れていく。そうしておかないとボクは袋どこへ行ったんや〜?とあせるからだな。
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ここにはハンマーになるレザーマンのツールナイフを入れてある。
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さらに単眼鏡とコンパスが。コンパスは先の失敗からオマケ的に持った(笑)。
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はいテントを張るためにはまずこうする。
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こんな事できるのも無風の時。
強風の時はペグで仮止めしならない。
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ポールの先を差し込んで。
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自分側を差すためにはグランドシートを踏んで差す。
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そしてこうなる。
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ここまでは雨であろうがこうするが、問題はここからだ。雨の想定だ。




つづく〜(⌒0⌒)/~~

by 理事長
大辺路〜退却〜パート8 [2024年02月02日(Fri)]
さて、3時間をどうするか?。
さっきの喫茶店に暖をとるためにも戻るか?も考えたり、もっと近くに何かないか?とちょっと歩いてみたが、歩くのはやっぱり足に悪いなと言うことで、駅でじっとしてる事にした。
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賑やかな駅だ。確かこの辺りの駅はみんなこんな感じだったかと。なんだか気持ちが明るくなる。
ええと、ホームを間違った一つの原因にこの絵があったなと。紀伊田辺駅に向かう方向の時、駅のこの絵をなんやろ?と電車の中から見てた。なので駅舎がある方が紀伊田辺駅方向だから三重県に向かう方向はあっちだな!と素晴らしい勘違いをしてた私だったなと。

紀伊富田駅にしても相賀駅ぐらいの大きさだ。ちっちゃいよ。でも、絵でもそうだがウエルカム感が全く違う。観光客を意識してるんだと思う。写真撮り忘れたがトイレなんか素晴らしい!こんなちっちゃな駅のトイレでもだ。
私はこれが政治力だろうと思っている。
頑張ろう三重県!だ。

もともと観光地でなかった私の地域。でも今は観光地になり得る要素がたくさんあると思ってる。まずはこの地域の将来を考えて観光と言う生業を考えないとどんどん遅れてしまう一方でだな。20年後どうなっているか町民一人一人真剣に考えるべきで、それが今だと私は思ってるんだ。もう遅いか…?だが。

20年後…。私はどっかの熊野古道の片隅で呑み倒れ地蔵になっているだろう。

うん。さっきの喫茶店でも大辺路を歩く人がたくさんなら、トーストぐらいメニューに並ぶと思う。そう地域の人の気持ちの活性化がまずは大切なんだ。もてなしの気持ちだ。
お金もうけはとても大切だが、それだけではない大切な部分を考えたい。

ともかく、この絵は今の私だと。
うん。乗り遅れた私みたいだ(笑)。
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青くなり電車よサヨナラ〜と。
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いや、また来るから〜とね。
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待ってるわ〜♪と(笑)。
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3時間。気が変になってきていたな…。

吹きさらしの寒い駅舎で、がまんならず神のダウンパーカを着込んだ。

そしてこれ。
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大切に保管してた訳ではないのだが(笑)。
もし、進んでいて食料難になったなら、これが神となっていたはずだ。
ウィスキーをチビリとやりながらね(笑)。

熊野古道と野宿バックパッカーの旅。
なんで野宿なの?と不思議に思うはず。
江戸時代、旅をするには野宿もあった。貧しい旅人だ。

私は秘密基地やキャンプと言う遊びが好きだ。

そこに歩く旅が重なった。

自然の中の歩く旅。そこは熊野古道と言う歴史の道。そうなると野宿がおもろい!とワクワクするのは私だけだろうか。

一人野宿の夜、不安、怖さを感じながら夜空を見上げる。自然との一体感のようなものを感じる。さらにいにしえに想いを馳せる。
その瞬間が好きなんだ。


長くご静聴ありがとうございました。


帰宅後、すぐにいそいそと次の準備を始めた私。

痛めた足はまだなおらない。

これからは自分の身体をいたわりながらゆっくり歩きたいと思う。

by理事長
大辺路〜退却〜パート7 [2024年02月01日(Thu)]
今回、大辺路を目指したのは23日。相賀駅出発時はそれほど寒くなかったと記憶している。
紀伊田辺駅に着いた時もちょっと風こそあったが苦にはなっていなかった。

その後、かなり寒いな風が強いなと感じつつも進んだバックパッカーだった。今年一番の冷え込みのドンピシャタイミングとなってしまってたようだ。

土埃まみれの翌日、ボクはスイッチ入った。負けてなるものか!早めに歩き出そう!時間をかけて次の野宿地まで行く!と。次の野宿地は水辺だからそこで土埃なんか掃除したらよいわと。

相変わらずの強風に加え雪まで交りだしていた。さらに足の痛みは昨日よりひどかった。

私を勇気付けてくれた田上自動車。田上一族だな。一族が今ピンチしとるんやけど…と(笑)。
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だんだん日が射してきた。早く暖かくなってくれ!と祈っていた。
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こんな道標が。
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道標に従い進むとこんな場所が。
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思わず手を合わせた。
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この模様には神がかって見えた。
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足が悪いのになんで上ったんや!と自分に怒っていたな。
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うん。進むじょ!と
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そう、この標識まではそう思っていた。

高速の下を通ると平間神社があった。ちょうど強風を避ける位置にあったので休憩する事にした。
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この平間神社には本当に助けられた。ポワンとそこだけ暖かいと言うか無風と言うか神様がいるような神聖な空間だった。

私は非常食にとファミマの五個入りミニアンパンを二袋買って持っている。
開けていた一つに二つ残していたのをゆっくり食べた。

そして、痛む足にエアーサロンパスをするため、平間の神様にちょっとごめんい〜と伝え、ズボンを下ろしてエアーサロンパスを患部に吹き付けていたら電話が鳴った。まりちゃんどっかで見とるんかいな〜とビビっていたら内山りゅうさんからだった。
至君〜今どこに居るの〜大丈夫〜今年一番の寒さだよ〜今朝氷張ってたよ〜どこに泊まったの〜と。潜水橋の近くの川原で〜と言うと、ビックリ呆れて、寒かっただろ〜寝れた〜?と。うん、寝れたと私。土埃まみれのだったのはとても伝える勇気なく(笑)。ごめんいね〜心配かけました〜と電話を切り。
嬉しかった。

そして吹き飛んで行く雪を見上げながらゆっくりマップを確認した。
この先に最後のローソンがある。このローソンで食料買い込まないと先に進めない。そう、これから安居辻松峠だからだ。しばらく山の中。安居の渡し近くの食事処が休みだったとしたら次の仏坂を越えて周参見まで食料にありつけるのは不可能だろうと。
また、左足をかばいながら、もし右足までやられたらもう遭難に近くなるなと。
うん。今回はここであきらめようと…。

テンション下がる。石川はもっと寒い。いや、これ以上は危険だと。 心がまだ格闘しているのに気付く。
とぼとぼ歩いて行くと最後のローソンが。駆け込む場面が想像できたが、ボクは寄らないよ。もう帰るんだからと心の中でつぶやいた。

富田橋を渡るため右折した。すると喫茶店が営業していた。ボクには電車の時間はわからない。まあ帰るんだから急ぐ事はないなと。
喫茶店に入るとおばちゃんらとおじちゃんがたむろしてた。なんか食べるものを注文したかったのだけど、飲み物しかないと。

ホットコーヒーがどれほどありがたく思ったことか。電車の時間を聞いてみると、15分後と。それに乗り遅れると3時間待ち〜と親切に教えてくれた。紀伊富田駅まで近いと思ったが間に合うだろうか心配したが急いで喫茶店を後にした。

痛む足をかばいながらもギリギリ間に合った。
しかし、私の方向音痴が炸裂。ホームを間違った。
乗れなかった。
上りと下りの二本しかないのにねぇ…。
電車が入って来てやっと間違いに気付く。足の痛みも忘れて歩道橋を急いで戻った。そう、この歩道橋を一往復したと言うことだ(笑)。
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チーン…。

3時間待ちが始まった。
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つづく〜(⌒0⌒)/~~

by 理事長
大辺路〜退却〜!パート6 [2024年01月31日(Wed)]
以前、ひでちゃんと大雲小雲取り峠を越えた時、野宿場所で二人でトラのような鳴き声を聞いてしまった事があった。まあイノシシだと思っているが、イノシシでなかったとしたらクマだろう。

それがあってから私は小型スポットライトを持つようにしている。ヘッドライトでは遠くまで光が届かないからだ。

潜水橋を渡った所にあった道標。
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夜になってしまったが、幸い月夜だったのがテント設営にラッキーだった。また本当に運よくその時だけ風は弱まってくれた。
月夜のラッキーさが後で2つの仇となったが、その2つの出来事はここでは伝えられない。大したことではないが、悲しく残念なことだから。

ともかく寒い。早くテントを張ってシュラフにもぐり込みたいと焦る。レザーマンツールナイフのハンマーではペグが打てない。余裕あればなんとかなるのかと思ったが、強風でペグが抜けたらアウトだし寒いから石で素早く打った。それでも刺さらない。そりゃそうだ、ガチガチに踏み固められ整地された川原だからだ。
肝心の風上側のペグは折れてしまうか?と言うぐらい叩いた。幸い半分刺さった。もうそれを信じるしかなかった。ジュラルミンペグには感謝だ。

やっとの思いでシュラフにもぐり込めた。これなら寒くない。満腹だしもう飲まない方がよいし、まずは一寝しようと7時に寝た。
寒くて寝れないようなら神のダウンパーカを着ようと思ったが着るまでもなく。また、前回の失敗からテントライトは点けずにしたが、ラジオはつけていた。

12時ぐらいに目が覚める。この時はまだ気付かなかった地獄。
また寝る。3時ぐらいにまた目が覚める。

地獄の始まりだ。
シュラフカバーに違和感あった。ザラッとしてる。そう強風で土埃がテント内に舞い込んでいたのだ。それも半端ない量。
テントの床が砂で所々波模様になっていた。

くじけた…。強風はまだ続いている。どう対処しようもない。 テントの選定を失敗したか?。今回はフライがモスグリーンの色の濃いMSR 。
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このテント、インナーにメッシュ部分がある。
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マスクは電車はもちろん歩く時も寝る時もしていた。幸い喉は痛くない。

キャンパーさんならこの現実は理解してもらえるか。ともかく雨漏りよりは良いが、すごい量。ただ粘り気のない粗めの土埃だったのがまだ幸いだった。

冷静に冷静にと自分に言い聞かせていた。今のボクには土埃よりも足の痛みの方が危機なことだから!と言い聞かせながらもぐり込んで寝るしかない現実…。

思えば遠くへ来たもんだ〜ではなく、思えば伊勢神宮を出て初日の野宿は森の中で半端ない強風にさらされた…。三日目はどしゃ降りの洗礼を受け…。ある時はテントがガチガチに凍りつき…。今度は砂嵐…。
なんだかね〜なんでこんな辛いことしいよるんやろ〜と。

いや、前向きにとらえたい。この体験がボクを進化させると(笑)。
うん。mont-bellの山岳テントのステラリッジ。なぜあのような仕様なのかよく理解できた夜だった。山岳キャンプでも場所により同じ現象が起こり得るんだなと。
寒い時は特にステラリッジにするべと。

また、自分への記録のためだが、ワンポールテントの場合、あの気象条件でもしペグが抜けたとしたら怖いなと。また、ペグはせめて一本は余分に持つべし!と。折ってしまう場合もあるだろうと。

極寒の強風はかなり手強い。

歩く旅の野宿。本当に恐い世界だ。思い知らされた。




つづく〜(⌒0⌒)/~~




by 理事長
大辺路〜退却〜!パート5 [2024年01月30日(Tue)]

なんで道迷いしたかなぁ…。
難しい場所ではなかったのだけど。

明るい時間に着いて広い河川敷なので目立たない場所を探してゆっくりテントを張ってラーメンを食べに行こうかなんて悠長に考えていた。でもまあ夜の到着でもなんとかなると考えていたが、あの寒さと強風は想定外だったか…。

帰宅後、私はいったい何処を歩いていたんやねん!とGoogleマップで確認してみた。
朝来駅を遠目に通り過ぎたまでは良かった。檪原神社は山の端っこにあるのは知っていたが、山の上にあるとは知らなかった。豪華なスナックバーの地点で山の端っこをすでに通り過ぎていたのが理解できていなかったから角度を間違ったんだなと。

スーパードラッグキリンでトイレ借りたなぁ、吉田医院あったなぁ、ローソンが遠目にあったなぁ、熊野高校もあったなぁと。まったくどこ向いて歩いとんやねん!となさけなくなった(笑)。
富田中学校辺りで田畑を突っ切ろうか!と考えたが止めた。

そんなこんなだったが、やっとR311に出れた。この中学校ならかなり外れてるじょ、かなり遠回りしたな!と焦る。1キロ以上は余分に歩いてしまったか。
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そうR311は内山りゅうさんところへ行く時に通る道で熊野古道館がある中辺路通りの終点なんだ。 そしてR42に突き当たる。その手前中学校が私の現在地だった。

富田川堤防沿いをひたすら歩く。
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目指すはラーメン屋。
なんと定休日。
がく然としてると向こうにこんな看板が。
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私には読めない。もう少しでも歩きたくないから、持っている単眼望遠鏡を出して確認しようと思ったけど寒くてやる気なし。
なんかの食事処であってほしいと願いながらゆっくり進んだ。
目も悪いし耳も悪い(笑)。

うん。焼肉屋〜。気分は焼肉ではないし、なんとでかい敷居の高いような焼肉屋。さらに進むにはかなりリスクがあるし、ローソンまで戻るなんてとんでもないしで、お客は誰も居ない。店長らしき男性が入ってくれないかな〜と?私を見てる。うん、ボク焼肉でええよと(笑)。
あの〜一人なんだけど〜大丈夫かな〜と入ると、どうぞどうぞ〜と。
うん。現代に戻った瞬間だ。暖ったけ〜と。こんな暖かいところに入ったらもう出たくない気分になる。これが野宿者バックパッカーにはヤバイ現象。
私は焼肉は少量しか食べれないがビールはおかわりで(笑)。
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安いお店でね。親切でね。入って良かった〜と。

はい。なんやろこれ。
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オバケではない。
富田川を渡る潜水橋。
スボットライトを当ててる。
影は杖。段差があるように見えるけど橋上はフラット。高さはあまりないのだが。
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かなり寒い強風の中、ヨイヨイで脚を痛めているオジサンは、ここで落ちたらボクは死ぬ。ここで落ちたらボクは死ぬと繰り返しながら三途の川とならないように慎重に渡り出した。

さあ、地獄の始まりだ!?。

次回は恐いよ(笑)。



つづく〜(⌒0⌒)/~~


by 理事長
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