軍手とは軍人の手を覆うもの [2019年01月15日(Tue)]
軍手をつけて作業した。ふと「軍手の軍とは何だろう」と思った。飾り気のないこの編み手袋は、作業にはもちろん防寒にも役に立つ。伸縮性に富み、長持ちする。ゴムの滑り止めがついているのはもっと重宝する。それ以上考えてみもせずに、ウィキペディアで調べた。
軍用手袋の略だという。旧日本軍の将兵が使ったことに由来している。幕藩体制の終わりごろに起源があるらしい。当時は手縫いだったが、今のように安く手に入るようになったのは、戦後自動織機が開発されてからのことだ。ニットによる全面編み上げで伸縮し、手首にゴム糸が織り込まれて今の形が完成した。スマートフォンに対応する軍手もあるとは、大したものだ。 百円ショップや作業服専門店では二束三文で売られている。こんなに便利なものがこんな安く売られていてもいいもんだろうか。いいことなんだけど、少し疑問に思った。 (松江城が大修理された昭和の頃も軍手が大活躍したにちがいない) |