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クリスマスキャロルとストーリー復活に [2018年12月16日(Sun)]

fumihouse-2018-12-16T16_45_58-1-thumbnail2.jpgもうすぐクリスマス。クリスマスメロディをあちこちで耳にし、クリスマスの飾りつけがきらびやかだ。映画『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』は、チャールズ・ディケンズが19世紀半ばに「クリスマスキャロル」を上梓したときの物語だ。

小説家ディケンズが登場人物と語り合う。筋をすすめ互いに合意したかと思うと、反目して不機嫌になる。現実生活と物語が渾然となって妄想がつのり、家族は小説家の言動に戦々恐々となる。世間は変り者だと陰口をたたく。常に葛藤をかかえ、摩擦の大きさゆえにひどく消耗していく。

葛藤はもっとある。暗闇だった幼少期、父や母との確執、理解しあえない妻・・・。一方で経済的には破産が目の前にある。小説家はやっとこさ、ファンタジー『クリスマス・キャロル』を書き上げた。

スクルージは冷酷な守銭奴。究極のエゴイストで愛には縁がない。だが、彼はクリスマス・イヴに精霊の力によって自分の悲惨な来世を知り改心する。物語を通して人々のキリスト教への信仰を呼び覚ましたわけだ。讃美歌のクリスマスキャロルがハッピーエンドを祝う。

20世紀に多くの歌ができた。「ホワイトクリスマス 」「赤鼻のトナカイ」「ジングル・ベル」などは20世紀版のクリスマス讃美歌と言えるだろう。作中でディケンズはドイツから伝わったクリスマスツリーが英国にも広まると予見する。クリスマスソングとクリスマスツリー、この二つがなかったらクリスマスは味気ない。そもそもこれだけ一大行事にはなっていなかっただろう。

純粋な信仰とは異質だが、一時廃れていたクリスマスはキャロルとストーリーによって、すなわち世俗的な魅力によって復活したと言ってもよい。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」も大いに貢献した。

わたしはディケンズを読んだことがない。さっそく図書館に走った。村岡花子訳『クリスマス・カロル』、感想はいずれ後日。