接触し大人が一人死に至る [2018年06月17日(Sun)]
「接触」をWeb大辞林では、こう定義しています。
近づいて触れること。触れ合うこと。 語例:軽く接触する、接触事故 先日、博多発の新幹線のぞみ号が人とぶつかった事故で、JRの発表を受けた報道は「接触事故」と表現します。軽すぎやしませんか? 衝突ですよね。 運転士は異常音に気づいていたが小動物との接触だと思った、小倉駅の駅員もボンネットの破損に気がついていたが走行を続けさせた、というではありませんか。 幸いに、すれちがう新幹線の運転士から総合指令所に連絡があり、次の新下関駅で止めて確認しましたから発覚したのですが、安全が確認されるまでは運行しないというルールが守られていなかったようです。発表する上層部も、できるだけ穏便にすませたいという気持ちから「接触」と表現したような気がします。 去年12月には、台車に大亀裂が入っていたことを認識していたにもかかわらず走り続けたことがありました。リスクマネジメントがうまくいっていないようですね。それともリスクは乗客にあり、とする危機管理があるのでしょうか。 運行を止めて点検→遅れる→一部の客から強烈なクレーム→激しい抗議や暴力の恐れがある→少々のことなら運行したい・・・。そんな負のスパイラルです。 (ピンク色のカラーは形のよいハート型。客の方も駅員や乗務員に思いやりをもって接してほしいものです) |