少年が糸を吐き出し成長す [2017年09月06日(Wed)]
映画『スパイダーマン ホームカミング』は、成績優秀だがパラノイア的にしゃべくりまくり、頭に何か浮かんだらすぐさま動きだし、無謀にも単独で相手を懲らしめようとする少年が主人公だ。しかも反省なく同じことをくり返す。見ているうちに私はだんだん不快になってきた。それを諫める大人が、アイアンマンのトニー・スターク。幸いに最後はスパイダーマンも成長し、次回作に乞うご期待!で終わった。いわば少年の成長譚である。
激しいアクションの連続だった。思わず息を止めてしまうほど目を見張る動きに圧倒されはしたが、所詮は空想的技術(21世紀初頭の今は、という意味)を描いているわけで、疲れるほどのことはなかった。もちろん映画はうまく収まってくれるわけだから。 ソニー・ピクチャーズとマーベルが相互契約を結び、スパイダーマンは見事にアベンジャーズのキャラクターに参入した。次回の「アベンジャーズ」はもっと楽しく派手になることだろう。さらに「ワンダーウーマン」まで参加することになったら、もっともっと素敵になるだろうな。 (仮にスパイダーマンがゴジラに挑んだら、どちらが勝つだろうか。そもそも挑む必要などないか) |