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助け合い隣三軒両隣 [2017年06月08日(Thu)]

fumihouse-2017-06-08T23_27_53-1-thumbnail2.jpg出雲市隣保館で人権同和問題の研修を受けてきました。わずか5年ほど前にあった事例が紹介されました。

同和地区に生まれた青年が恋をしました。相手の女性とは困難があろうとも添い遂げようと互いに心を決めています。ところが女性の父が反対しました。はじめは応援する姿勢を見せていた彼女の母と姉ですが、やがて反旗をひるがえします。父が不穏になったからです。口も聞かず、ろくに食べもせず、眠ることも絶ち、見る間に痩せていったそうです。

もともと父のDVに悩む一家でしたが、そうなっては元も子もないと思い、母と姉は白旗を揚げたのです。挙げ句の果てに、彼女も気持ちが揺らいで青年とは袂を分かったのでした。いまだにこのような部落差別と苦悩の現実があるのです。

人間は縁によって変わります。確たる自分があるというのは錯覚で、周囲の縁が因となって思考が進み行動を起こします。差別はいけないという教育を受けたから差別をしなくなるのでしょうか。いえ、そうした縁が生じてはじめて、差別をするか否かが試されます。ですから、寝た子を起こすなという反動的な思考に染まることなく、起こして起こして、ホントにあなたがその立場になったらどうするの?と心を揺らしてやらなければなりません。

ところで「隣保」です。なぜ隣保館と名付けたのか、聞いてみました。田舎では隣保は今でも生きた言葉です。隣り三軒両隣といって自治会の最小構成を形作っています。かつて戦争中は変な思想に染まったり行動を起こさないよう、監視する運命共同体でもありました。

隣保館は、英国で組織化されていたセツルメントを参考にしたということでした。セツルメントとは、宗教家や学生が都市の貧困の生活向上のためにする社会福祉事業のことを言います(さっき調べました)。これを大正期に隣保事業と訳したのです。今では同和対策事業に限定されたイメージですが、もとはそうした経緯を踏まえていたのです。目から鱗が落ちました。

(清楚な西洋ナデシコ系の花。何事も偏見の目を捨てて見ていかなければならない)