大陸の砂吹き降りて薄日さす [2017年05月08日(Mon)]
5月6日(土)に今年はじめて観測されました。山も水平線も霞んでいました。三日連続で今日も視界が悪い。この春は澄んだ晴れ間が続いていましたが、とうとう黄砂がやってきました。細かい粒子のPM2.5には汚染物質が付いてきます。春霞やら朧月夜やら風流なうちはいいのですが、健康を害してはかないません。
すでに季節は初夏で日射も強く空気の対流も盛んでしょう。下りてくる黄砂と上っていく塵があいまって空は当分白っぽい。黄砂が大陸の硫酸イオン、硝酸イオンなども引き連れてやってくると光化学スモッグです。この強めの西風に乗って花粉も飛んでいますから、アレルギー鼻炎がひどくなった人、目が痛痒くなった人が近くにいます。適度な雨も降らせつつ、風も適度に吹いて、残りの春を楽しめたらいいのですが……。 (ガクアジサイのような花を咲かせるオオカメノキ(大亀の木)。シワの寄った葉が亀の甲羅に似るという。奥大山にて) |