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タンポポは春を信じて咲き誇る [2017年04月15日(Sat)]

fumihouse-2017-04-15T22_59_18-1-thumbnail2.jpg千葉・松戸の小学3年生を殺し、遺体を遺棄した事件で逮捕されたのが、保護者会長であったことが、ショックをまき散らしています。児童の見守り活動もしていたようで、「誰も信じられない」と多くの親が言っていると報道されます。これでまた、PTA役員のなり手がなくなりそうで心配になります。

一定の確率で病的な変質者、無体な狂信者は出るものです。教師だって警察官だって公務員だって犯罪者になることがあります。多くの責任ある者は懸命に職責を果たそうと努めても、千人に一人のそうした輩が出てしまうことで、周囲からの信頼が一度に崩れるのです。実に恐ろしい。

反対に十把ひとからげに疑ってかかることも愚かです。人間が社会に生きる限りは、何かを信じ、誰かに信頼を置かなければなりません。全てを疑ってしまえばどうなるでしょう。階段は施工不良で崩れるかもしれないし、クルマは暴走して突っ込んでくる。道行く人が突然ナイフを振りかざすことになるでしょう。もう外には出られません。

家の中に居続けても同じです。親は子供を虐待するかもしれませんし、家庭内暴力で子供が親を金属バットで殴るかもしれません。常にビクビクしていては心身ともにもちません。生きることは不可能です。

信頼を前提にした日常にあって、保護者会長にさらわれて殺されたあの子は不運でした。可哀想な目に遭ってしまいました。冥福を祈ります。

保護者会というのは、PTAとは違うのですね。知りませんでした。各県のPTA連合会や日本PTA全国協議会には属さないのだと知りました。教員が入らない組織のようです。上部団体に属さないことで負担金は納めなくてすむでしょうし、ブロック単位の活動に役員が刈り出されることもない。面倒なことに巻き込まれたくないという世の中の流れに沿ったものかもしれませんが、教師と親が協力して子供たちを守る・育てる・信じるという態度を示し続けなければ、子供は良い大人になりません。大部分の善良な大人が子供たちに発すべきメッセージは、「ひとは信ずるに値する。善につけ悪につけ、敏感であれ」でなくてはなりません。

(子供たちがタンポポのように、元気にたくましく育ってほしい)