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せちがらい世の中にあり激励を [2017年02月16日(Thu)]

fumihouse-2017-02-16T20_39_25-1-thumbnail2.jpg『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』(佐々木健一著,文春文庫)の冒頭に、新明解国語事典(山田忠雄主幹)の「世の中」の語釈が出てきた。私が持っているしんかいさんの第四版にもこう書いてあった。

よのなか【世の中】
 同時代に属する広域を、
 複雑な人間模様が織り成すものととらえた語。
 愛し合う人と憎み合う人、
 成功者と失意・不遇の人とが構造上同居し、
 常に矛盾に満ちながら、
 一方には持ちつ持たれつの関係にある世間。

糾える縄の如しと言われる幸せと不幸せ。どちらかと言えば厳しい環境下にある人を温かく包む雰囲気をもちながらも、「矛盾」も妥協もある世の実相を伝えている。以前にも感心して読んでブログに書いたことがある(2012年11月23日「しんかいさん言葉の尽きぬ深海よ」)。隣の語釈が目に入った。

よのならい【世の習(い)】
 正義感に燃える若者にとっては
 矛盾・不合理と見える事であっても、
 慣行上認めざるを得ない事柄。

ほう、「若者」ときたか。学生運動のムードを引きずった青臭さの残る若者を描いているのだろうか。「慣行上」という妥協の産物を受け入れざるを得ない現実を描いている。少し古臭くなった感はあるが、世知がらい世の中でめげそうになっている人々への応援歌なんだと思う。

二人の天才辞書編纂者。新明解国語辞典の山田忠雄と三省堂国語辞典の見坊豪紀。二人の足跡を読み進めるのが楽しい。

(黄と赤が交互に点滅する一灯点滅信号。この交差点の30m先には踏切がある。言葉の海の先には何がある?)