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初めてが最後の世界また明日 [2017年01月03日(Tue)]

fumihouse-2017-01-03T21_20_50-1-thumbnail2.jpg人生は有限であると、改めて思わせる映画でした。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、メタファーでその有限さを強調するファンタジーです。毎日はルーティンでできています。朝起きてから夜寝るまで日々は繰り返しですが、それは二度とない時間。かけがえのない人と共に過ごすかけがえのない今日を大切にしたいと思われてくれますね。

京阪電車で出会った二人。ともに恋愛初体験という高寿(福士蒼汰)と愛美(小松菜奈)でしたが、愛美はやけに堂々と大人びています。まっすぐに見つめる目。私のどこに一目惚れした?と正面から聞く。あの場慣れ感が謎めいています。高寿はただ直感のみ。あっ、この人に声かけなくちゃという吹き上がった感情のままに唐突に告白します。「また会えるかな?」。愛美は確信をもって「会えるよ」と応えましたが、謎めいた涙をこぼして反対行きの列車に乗ったのです。

奇想天外な愛美の世界。たった30日間の恋を経験するために愛美は生きてきました。しかも一日一日がリセットされ続ける残酷な世界の恋です。それでも、有限の世界で二人は喜びを分かち合うことの楽しさを心ゆくまで堪能します。一方で、すれ違って分かち合えないことの大きさにも悩みます。なんせ愛美には、初めてが最後なのですから。

たった30日間の恋の終わりの頃に、高寿は愛美に確信をもって言うのです。「僕たちはすれ違ってない、端と端をつないだ輪になって一つにつながってるんだ」。それを愛美が初々しく感激の面もちで聞いていたのが心に残ります。

「また、あした」と言って別れることは当たりまえのようでいて、実はかけがえのない二度とない時間。記憶の底に沈んで締まっていても、命には刻まれています。過去を悔いて縮こまるな、未来を恐れて逡巡するな、という声が聞こえてきたように思えました。

(ピンク色が鮮やかな蝦蛄葉サボテン。名前の由来は、茎が寿司ネタの蝦蛄(しゃこ)に似ているところから。別名クリスマス・カクタスに、また明日)