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稲の穂が二度目に生るはひつじかな [2016年09月16日(Fri)]

fumihouse-2016-09-16T21_28_35-1-thumbnail2.jpg早場米の収穫はすでに終わり、島根県が推奨する『つや姫』の収穫が始まっています。食味が良く倒れにくいといいます。

ところで、刈り取り後の稲株には小さな新しい稲が生えてきます。この名を穭(ひつじ)だと知りました。稲孫と当てた漢字もあり、秋の季語です。古今集に読み人知らずの歌がありました。

 刈れる田に生ふるひつちの穂に出でぬは
   世を今更に秋はてぬとか

刈り終わった田んぼにひつじの穂が出てこないのは、秋も終わり冬が近づき悲しくなるよ。この世をはかなむばかりだなぁ……。多分に作為的な感傷の和歌です。ひつじに再生する生命力を感じてほしいものですなぁ。

ところが、ひつじですが、実は中身がありません。本物の稲とそっくりな穂が出てくるのですが、コメにはならないんです。スッカラカンです。偽物なのです。ひつじなど出ても出なくても同じ云々と、まんざら読み人知らずのあの歌も的外れではありません。

(写真は島根県の推奨園芸品のトルコギキョウ。たぶん品名はSO八雲雅。Sは島根、Oはオリジナル)