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あわただし感じ入る日よ年度末 [2016年03月31日(Thu)]

fumihouse-2016-03-31T18_42_10-1-thumbnail2.jpg両手に重い荷物を持って、邇摩高の校門を出た。まっすぐ南に向かう。仁万田台のまっただ中に立って振り返った。

二年間歩き回った校舎が見えた。二年間苦闘した校舎が見えた。二年間笑顔で楽しんだ校舎が見えた。二年間生徒に挨拶したりされたりの校舎が見えた。グッとくる。

よく資料をつくった。よく議論もした。いい笑顔もたくさん見た。多くの人にお世話になったし、人のために動くこともあった。あれよという間に過ぎた二年間を思う。

あわただしい一日。あれをやろうこれもしなければと、リストをノートに書いて一つずつチェックしていく。やるうちに漏れが見つかって焦る。完璧を期すことはないが、後任者に迷惑がかかってはならないから必死でこなす。あとは任せると、メモを残す。十分整理できなくて苛立つ気持ちもあるが、もがいても仕方ない。残りは託して去ろう。そんな時間が過ぎていった。

一日が終わり、いろんな方々と別れを交わして仁万駅から列車に乗った。島根のなかの出雲地域から石見地域へ、日々往復した。日本海はきれいだった。太陽を飲みこんで橙色に染まった。日本海は荒かった。列車を止めてダイヤを乱した。だが通勤は豊かだった。本を読みラジオや音楽を聴きメールやSNSで交流し、こうしてブログを書いた。感じ入る一日が終わり、わたしの二年が終了する。

(邇摩高校の農場の一画に咲いている桃の花。まさに桃色、春の最中に気分を高揚させてくれる)