逆上し手元に銃があるときは [2016年01月09日(Sat)]
ひとは誰でも逆上して狂ったように物を投げつけたり、常軌を逸した良からぬ言葉を吐きつける。あるいはしないようにじっと堪える。狂気にかられたときに、手元に危ない凶器があったとしたらとんでもないことになる。
「気違いに刃物、アメリカ人に銃」という言葉がある(物議をかもすかもしれないが、私の造語)。米国内で頻発する銃乱射事件。銃による殺人はごく当たり前。年間の死者数は3万人を超えるという。米国民の1万人に一人が銃の犠牲になって死ぬ。 このたびオバマ大統領が大統領令を出して規制に乗り出した。共和党は銃保持の権利を保障する合衆国憲法に違反するとして反発しているが、そもそもなぜ限定的な大統領令なのか。法律でキチンと制限するよう、徹底的に共和党やライフル協会と闘うべきなのだ。 米国には3億丁もの銃が流通しており(つまり国民一人当たりに一丁の計算)、殺傷能力の高い最新式銃も野放図に売られていることが問題なのだ。狂気にかられたときに身近に銃という凶器があるのかないのか、それが肝心なことなのだ。 (カッときたときに手元には美味しいコロッケがあるほうが望ましい) |