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就活はバラがいいのか一斉か [2015年10月23日(Fri)]

fumihouse-2015-10-23T18_50_47-1-thumbnail2.jpg中央大学教授の山田昌弘氏がNHKラジオで論説していた。テーマは大学生就活の受験勉強化。

氏は述べる。サークルも海外留学もボランティア、アルバイトに至るまで、現大学生たちは就職するための手段としている。学生時代の経験が単なる通過点でしかなくなって、面白そうだからやってみたいという好奇心がないがしろにされていると。まるで高校生が大学受験のために単位をとり入試に臨むのと同じだから、「大学生就活の受験勉強化」だと。就活に差し支えるから彼女と別れたという話は決して珍しくはないというから、旧世代にとっては驚きだ。もっと楽しみを追求してもよさそうなものなのに。

そうした意識で臨んで終盤を迎えた就職戦線。今回は景気の下支えもあって売り手市場だと言われた。しかしまだ就活を続けている学生は多いらしい。一般的には就活有利でも、企業の欲しい人材は似通っている。即戦力になって、組織人として呼吸をよくわきまえて、一般常識をわきまえている若者を求める。個性が豊かで多様化した人材群を求めたいといいつつも、いざ個性派が来てしまうと育てあぐねてしまうというのはよく聞く話だ。

経団連は就活選考解禁を8月1日(内定10月1日)にしたばかりなのに、来年はまた4月1日に戻そうとしている。先に内定を出した中小企業がオワハラ問題を起こしたり、中小自体も内定辞退で困り抜くことが理由なのだろうが、ここはひとつ日本人が得意なように、皆さんご一緒に、と政府が音頭をとったほうがよくはないか。いずれにしても、学生と企業が相思相愛の仲になることは難しい。

(枇杷の花はこんなに地味だ。実は黄色くてツヤツヤして美味しいのに、花はなんとまあ地味だ。しかも今ごろ咲き出すという変わり種。邇摩高に咲いている)