CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

« 2015年07月 | Main | 2015年09月»
<< 2015年08月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
検索
検索語句
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新コメント
ふみハウス
心地よし父の胸にて寝入る子よ (02/05)
心地よし父の胸にて寝入る子よ (01/27) ふみハウス
冷たくて濡れそぼる雨陽気待つ (01/26)
冷たくて濡れそぼる雨陽気待つ (01/23) 駅伝ワクワクをとこ
元旦の賀状楽しみ友を知る (01/02)
元旦の賀状楽しみ友を知る (01/02) 食欲のをとこ
食べ過ぎを防ぐためなりよく噛んで (11/02) 正中館道場
食べ過ぎを防ぐためなりよく噛んで (10/28) 計算苦手をとこ
筋力と宇宙の闘い空間で (06/29) 計算する者
筋力と宇宙の闘い空間で (05/15)
http://blog.canpan.info/fumihouse/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/fumihouse/index2_0.xml
最新トラックバック
制御する人智かなわぬ恐竜世界 [2015年08月17日(Mon)]

fumihouse-2015-08-17T18_22_07-1-thumbnail2.jpg映画『ジュラシック・ワールド』を3Dで観なくてよかった。Tレックスをハイブリッド化し史上最強となった肉食恐竜が潜んでいるように感じて、震え上がったことだろう。クレアたちの会社が生み出したそいつは、凶暴で多種な能力を持つばかりか、知能も高い。狩猟本能に目覚めた肉食竜たちが、南洋のジャングルから何時襲ってくるかわからない怖さ。3Dの観賞には耐えられまい。

私が感じたキーワードは「大人になる」。

高校生の兄貴は、そのフレーズで言い訳しながら、きつく抱きあって数日間の別れを悲しんだばかりの恋人を忘れ、可愛い女に色目を使う。父母が離婚調停に入ったことを悲しむ弟に、そんなのはよくある話だと諦観するのも「大人になる」振る舞いか。

島が制御不能に陥り避難警報が発せられても、もっと冒険しようと言って見学コースを離れ、弟とともに危機に陥る無謀さも「大人になる」ことを意味したようだ。

年に一度は新種恐竜を公開したり、新しいアトラクションを加えて観客動員に切れ目がないようにするのがビジネスの王道であると考えて、安全性よりも経営を優先することも、管理者にとっては「大人になる」こと。

飼い慣らした肉食恐竜・ヴェラキラプトルを新しい兵器と考えて戦争の道具にしようとする「大人」。飼い主である人間を捕食の対象とするリスクを考えないことも「大人」。テクノロジーを過信するあまり、過去にジュラシック・パークが潰えてしまった経験に学ぼうとしないのも「大人」。

恐竜開発に莫大なコストがかかっていることを理由をパニックを収めるべく出動した部隊に実弾を使わせず麻酔銃で捕獲に向かわせて、結果として全滅させたのも「大人」。パニックが起こることを恐れて入場者に対して直ちに避難体制を発動しないのも「大人」。

もちろん悪いだけの「大人」ばかりではない。兄弟の両親がこの事件を機に離婚の危機を乗り越えられたこと、クレアとオーウェンは仲違いしていたのだが共に人生を歩むと決めたことも「大人」の振る舞いだった。

そうした姿を見ると、「大人」も捨てたもんではないと思わせてくれる。めでたいエンディングとなって映画館から出ると、すっかり肩がガチガチになっていた。

(白色のサルスベリ。紅色ではないから、百日紅と書くのは違う感じもあるが、夕陽に透き通った白さがまぶしい)