それぞれに発達と障碍ありにけり [2015年08月11日(Tue)]
発達と障害についての本を読んで、ADHD(注意欠陥多動性障害)やLD(学習障害)をもつ人の傾向について、いろいろと知ることができた。ひと昔前に比べると、高校も含めて学校での特別支援教育がきめ細かく行われるようになっている。以前には障碍として捉えられなかったことに対しても社会的理解が進み、対応できるようになりつつあるようだ。備忘録として記す。
【ADHD】 ・うっかり忘れる→(対策)目につくところに掲示する。 ・他人と比較して不思議な行動や思考をする→(対策)理由はないので、そんなもんだと思う。 ・相手の気持ちがわからない→(対策)どう振る舞うのが正解か、その場で教える。 ・小さなミス、大きなミスをたくさんする→(対策)完全を求めず出来たことを誉める。 ・整理整頓が苦手→(対策)ステップを踏んで一つずつ丁寧に確認するクセをつけさせる。 ・細かいことに注意を向けるのが苦手で集中が続かず早く終わらせたいと思いがち→(対策)同上 【LD】 ・文字の形を覚えられないので、ものの位置関係を正しく捉えられない→(対策)丁寧に何度もノートに書くように訓練する。 【アスペルガー症候群】 ・何をしていいか分からない→(対策)することを具体的に指示する。その場で理由や正しいあるべき姿を教える。 ・いつも頭の中がとっちらかっている→(対策)何から着手するか、どう見積もるかを教えてあげる。計画を立てることを手伝う。 ・ルールを無視したり手順が守れない→(対策)ルールやノウハウを具体的に教えてあげる。 ・人の感情がわかりにくい。自分の感情のコントロールが困難でパニックになりやすい→(対策)上に同じ。 (雨に濡れたみずみずしいアサガオをしばらく見ていない。ひと雨降って、この炎熱の地面を冷やしてほしい) |