雲をみて明日の良きこと夢想する [2015年06月09日(Tue)]
雲は千変万化する。千にも万にも変化する? いやいやとんでもない。地球ができてこのかた、雲は存在し続けた(水が必要だが)。一日にとして同じ雲はない。刻々一瞬として同じ状態はない。
雲は空に浮かんだ芸術だ。空にぽかっと浮かぶ綿雲を見よ。もくもくと入道雲が発達する様子のたくましさを見よ。高層に刷毛で掃いたような絹雲が満ちる清々しさに心清めよ。 天が織りなす造形の見事さに目を見張る。対流圏までの天空に広がる水分のキャンバスに、夢想が次々と広がっていく。天空の城ラピュタではないが、空のかなたに別の世界がありはしないか。好奇の心が湧いてくる。 明け方までは雨が落ちていた。今朝通勤する頃は雲が垂れ込めていた。そして今はうろこ雲が広がって差す太陽がまぶしい。 日が落ちて暗くなるまでの一時間余り。雲はどんな姿を見せるのか。何かに似てはいないかな。そして明日はどんな雲がやってくるのか。形のいい雲よ、来い。そして消えないでおくれ。 (雲がある空の下に咲くラベンダー。蜜蜂が寄ってきて乱舞する) |