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戦車見てゲームに勝ったぞ父さんと [2015年03月05日(Thu)]

fumihouse-2015-03-05T18_36_01-1-thumbnail2.jpgユダヤ人の父グイドはあっけなく死んだ。母ドーラは、父の形見となった少年ジョズエを抱きしめた。父の愛情を一身に受け、最後まで陰惨な暴虐を知らずに強制収容所で生き延びた。収容所解放直前のドサクサで父が死ぬ場面はあまりに突然で涙すら出てこない。脱出した母と子が再会を喜び合う姿がいっそう引き立って感動を呼ぶ。

イタリア映画の『ライフ・イズ・ビューティフル』は1997年製作で比較的新しい。なぜか私の印象ではモノクロなのだ。イタリアのファシズム政権下にあってナチスはここでもユダヤ人に毒手を伸ばす。ホロコーストの強烈な場面があるために(遺骸がゴミのようにして積み上げられていた)、色のない映画であったような印象が残っているのだと思う。

陽気な父グイドは道化になってジョズエを信じさせる。「これはゲーム。泣いたり、ママに会いたがったら減点。1000点ためたら勝ち。お前が好きな戦車に乗っておうちに帰れるよ」と。父の機転と演技のおかげで、ジョズエは希望を失わず生き延びた。

とうとうナチスは撤退した。ゲームの場には予定どおり米軍の戦車が現われ、ジョズエは拾い上げられて戦車の行進を楽しむ。解放されていた母とも再会して、北イタリアの山並みが鮮やかに画面を染める。私のなかでモノクロがカラーになるのだ。ジョズエはもちろん、妻ドーラのことも愛し抜いて生を全うしたグイドに涙する。