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屈従か共和の道か投票す [2014年09月20日(Sat)]

fumihouse-2014-09-20T22-07-06-1-thumbnail2.JPG人間とはそこまでして独立したいものだろうか。スコットランドが英国から独立するかどうかを問う住民投票は、独立反対が独立賛成を上回り英国の分裂は回避された。反対は200万票、賛成が162万票であった。差があったとはいえ、この運動を率いたスコットランド行政府のサモンド首相が「スコットランドの独立運動は続き、夢は決して死に絶えない」と述べたとおり、今後に独立運動の芽を残しているという点では僅差であると思う。

しばらく前までは反対が大多数を占めていたというから、反対派は油断したと見るべきか。ではあるまい。物事を現状を変えたいという意志の力は時折信じがたいような結果をもたらすことがある。かつて「何かしら変えたい」という政権交代への求心力が働き、民主党に地すべり的タナボタ勝利をもたらしたことがあった。現状を維持してそこそこの範囲で改善をはかろうとする現有勢力にはパッとした吸引力はない。スコットランドの独立への動きは魅力的に映ったことだろう。

ましてや、スコットランドが大英帝国に併合されてから300年。サッチャー政権が不採算な造船所や炭鉱を次々と整理したとか、経済格差の不満があるとか、独立賛成派には追い風があった。しかし、最終的に独立して自決権がえられる一方で、独立国が負担しなくてはならない大きなコストや経済的落ち込みの不安などから、スコットランドの人々はより現実味のある選択をしたのだろう。

東京大学の安冨歩教授はこう言っている。
≪大半の人が誰にも頼らずに生きることが自立することだ、との認識を持っていると思いますが、実際に誰にも頼らずに生きることはできません。自立しようと思って、依存先をどんどん減らしていくと、最終的にどうしても頼らざるを得ない相手が残ってしまいます。その人にはどうしても従わざるを得ません。(中略)少数の他者に依存するほうが従属している状態だといえるでしょう。そう考えると"誰にも頼らない"という考えこそが、結局は人に従属する原因だ、ということになります。
 自立した人というのは、自分で何でもする人ではなく、自分が困ったらいつでも誰かに助けてもらえる人のことをさすと考えます。「自立とは依存すること」≫ (月刊第三文明2012年6月号)

いい意味でスコットランドが、イングランドやウェールズ、北アイルランドとともに英国を維持しつつ、頼るべきは頼り合いながら共生社会を築いてくれることをわたしも願っている。

(写真は姫路・白鷺城の白壁に開いた鉄砲穴。武力紛争という選択肢ではなく、立派に民主的な選挙運動によって賛否が決まったこと、アッパレであると思う)