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かみがみしい出雲の言葉おもしろし [2013年08月28日(Wed)]

__tn_20130828172453.jpg神々しい。
ふつうは「こうごうしい」と読む。旧仮名遣いでは「かうがうしい」。気高くて厳かな様子、神聖で尊い雰囲気のことをいう。

出雲では違うのだ。「かみがみしい」と読む。旧暦十月の神在月に神々が集まって頭を突っつき合わせてぶつぶつと話し合い、時にひそひそと密談し、そして時に侃々諤々と議論して、日本中の一年のこと、なかでも縁結びの相談をするという伝説がある。八百万の神が集まるのである。そのうるさいこと騒々しいこと。そこで出雲では、神にとどまらず、人が集まってワヤワヤと議したり、何事かを決める相談をする場面では、「かみがみしい」という表現を使うのである。神の国島根ならではの言葉遣いだ。

冗談はさておいて、神々しいというのは古語の「かみがみし」から変化したのだそうだ。 となると、この冗談もまんざらウソにとどまらないかもしれない。「かみがみしい」と言うよりは、「こうごうしい」と言ったほうが、厳粛さ深淵さを感じられる。だから、未知の神々の世界にはふさわしいと考えて、今のように一般的になったのかもしれないよ。

(写真は、静かなる海、夏の日本海)