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投手戦思い想われ哲学す [2013年08月07日(Wed)]

__tn_20130807222854.jpg広島カープ対阪神タイガース戦をマツダスタジアムで観戦してきた。ゲームは絞まっていた。前田健太とメッセンジャーとの白熱する投げ合い。特に前田にとって8月6日の特別な日にマウンドを託された投球は格別重いものだっただろう。球は荒れヒットもよく打たれたが、要所を絞めて点は入らなかった。対する阪神のメッセンジャーは7月のMVPに選ばれただけのことはある。あの暑いマウンド条件の中で9回まで球威は衰えなかった。

内野席の上段から眺めていると、プレーする選手たちがいるフィールドと応援する観客席は、世界が違うと感じた。フェンスで隔てられてファールボールが飛び込むときだけは両者がつながる。

カクテル光線に照らされ、球場の色(カープの赤、タイガースの黄)にきらびやかに彩られる中で、矢のように突き刺す投球、ビシッと締まった守備を見ていると別世界と感じるのも無理はない。確かにファンはカープ選手を応援してつながり、少ないながらも阪神ファンは固い絆を保っている。しかし私には明るい芝生と土の上でプレーする選手が、あちらの世界にいるような気がしてならなかった。映画『フィールド・オブ・ドリームス』を思い出したからかもしれない。あの世界に行ってしまった過去の名選手たち、そしてこちらの世界。そんな感覚が生まれていた。

投手戦は哲学だ。投手は負けまい打たれまいと頑張る。味方の援護はない、自分が打たれたらおしまいだ。かといって力みがあるとポカが出る、だから冷静にバックを信じて投げ込んでいく。バッターはなかなか打てないことに歯噛みする。ピッチャーを助けてやりたい、でも凡打の山を築き三振をきっする。たまに塁に出ても次へ進めないもどかしさ。だから色んなことを考える。監督にしても同様であろう。

5回広島攻撃があえなく終わったあとに、ピースナイター2013で吉川晃司が「イマジン」を歌い上げ、平和への思いを球場内で満たした。その後も広島ファンのため息が場内を満たすことが続いた。

点の入らないゲームは辛い。熱狂的ファンにとってはひいきのチームに勝たさせたいのにそれができず歯がゆい。私のように単に観戦するだけの者にとっても退屈で歯がゆい。どうしてもあと一本が出ないもどかしさ。

9回裏広島の攻撃。このまま延長に突入しそうな気配がただよっていたが、エラー2つと送りバントでワンアウト3塁。バッターは凡退続きだった3番丸。しかし、丸の執念か、原爆の日に球場を9割以上埋め尽くしたカープファンの祈りか、打球はセンター深くまで飛び、ランナーのルイスは楽々とホームイン。広島のサヨナラ勝ちとなった。

終了後球場から出る多くのカープファンは満足そうだった。哲学しすぎて疲れたことと思う。勝ってほしい、いや絶対勝ってくれるさ、それにしても凡打ばかりでメッセンジャーを打てないなあ、このまま終わるんじゃあないだろうか、いやいや勝つぞ何としてでも‥‥と。彼らは(女性ファンが半分近かったかも)ほっとして帰り道についていた。近くのコンビニ・ローソン。カープ仕様で赤く染められた店舗は赤いカープファンに満たされていた。