衆参の比例選挙に違いあり [2013年07月13日(Sat)]
参議院選挙も投票日まで1週間あまり。論戦が盛んだとはとても言えないし、マスコミは世論調査で誰が当選するかという情勢分析ばかりで興味をそぐこと甚だしい。とはいっても結果は必ず出る。3年程度は縛られることを考えればないがしろにはできない。逆説的な言い方であるが、絵本作家の五味太郎氏がこう言っている(朝日新聞13.7.13付け「2013参院選日本の現在地」)
≪東京都議選の投票率、低かったよね。少しはいい社会になってきたんじゃないかな。選挙って、今見ているテレビを消してまで行くほどの価値があるのか。たくさんの人がそう思い始めただけでも前進だよ。無関心というのもふくめてさ(中略)もう選挙じゃないでしょう。新しいシステムを考える時に来ている。それでも国政選挙をやるなら、例えば1人に10票投票権を与えろ、って言うのはどうかな(中略)そうすれば自分の政治への気持ちを、今よりは細かく表現できるんじゃないかな。≫ なるほど、と肯ける意見だ。さて参院選では選挙区選挙に興味が集中するので、比例代表を調べてみたい。衆議院と参議院の比例代表制の違いがこんがらがってしまうことがあるからだ。 【参議院】 非拘束名簿式 政党名または個人名で投票 候補者は名簿に順位付けされない 選挙区は全国ひとつ 政党得票数と個人得票数の総数で獲得議席数が決まり、個人得票順で当選者が決定 〈衆議院〉 拘束名簿式 政党名でのみ投票 候補者は名簿に順位付けされる 選挙区は11ブロック(北海道,東北,北関東,南関東,東京,北信越,東海,近畿,中国,四国,九州沖縄) 政党によっては同一順位に何人も並べて、かつ小選挙区で破れた重複候補者が惜敗率でもって復活当選が可能 選挙に行くも行かぬも個人の自由だが、どうせなら投票してから選挙速報に目をやるほうが面白く番組を見られると思うのである。ちなみに今日でも期日前投票に行ってみませんか? 投票日のその日よりは空いてて楽ちんですよ。わたしはというと、既に投票済み。 |