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人類を幸せにする知恵どこに [2013年02月13日(Wed)]

__tn_20130213191028.jpg昨日2月12日には北朝鮮が3回目の核実験を行った。各国が厳しく非難を浴びせたが馬耳東風、まったく聞く耳を持たない。とうとう北朝鮮は核弾頭を搭載した長距離弾道ミサイルを配備できる国となったようだ。

敵対国が相互に報復が怖くて使えないはずの核兵器ではあるが、突発的なスレ違いが起こって核攻撃の応酬が起こらないという保証はどこにもない。

NHKの「今日は何の日」で、1960年の今日2月13日にフランスが初の核実験を行ったと聞いた。アルジェリアのサハラ砂漠でのことである。フランスは米ソ英に次いで4番目の核保有国となった。

砂漠と聞いて思い出したことがある。星新一のショートショートにこのようなものがあった。

地球に高度な文明を持つ宇宙人がやってきた。宇宙人たちは人類に宝物を授けようとしていた。どんな病気でも治す薬、飢えのない食糧生産、簡単に宇宙を旅する仕組み、全ての人が平和に暮らす方法。。。。。不幸にして人類はまだ原始の時代であり、それら高度な知恵を伝授するまでの知的段階には至っていなかった。そこで宇宙人は丈夫なカプセルにそのノウハウを残し、言語を解読する手法も残して、地球を去って行った。歳月が過ぎ、カプセルが置かれた大砂漠には砂嵐が吹き、カプセルは埋められて見えなくなった。再び顔を出しては強烈な太陽の光を浴びたが、カプセルとその中身はびくともしなかった。やがて人類は知識を蓄え科学技術を高度に発展させた。カプセルが開かれる時がきた。だが、歓呼に包まれて開けられたのではない。その砂漠で原爆の実験が行われたのである。強いカプセルではあったが、原爆の破壊力には耐えられなかった。人類を幸福にするはずの知恵は失われた。。。。。という内容であった。人類を平和に幸福にする知恵はいずこにありや。

(小さな幸せだが、白梅が咲いた。うれしい)