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叙位叙勲栄誉栄達ふしぎなり [2012年11月15日(Thu)]

__tn_20121115180247.jpg栄誉栄達その不思議なるもの。ひとは一人で生きるものではなく、他者との関係で毀誉褒貶を繰り返しながら生涯を終える。なかでも自分を認めてほしいという気持ちは大きい。マズローの五段階説でも承認の欲求は、自己実現の欲求に次いで高位にある。他人から実力を認めてもらい尊重されたいという思いは誰もが強くもっている。自己評価を高めて自尊の念高く生きる。その対局はイジメであることは論を待たない。

さて、承認欲求が公式的に華々しく満たされるのが、【叙勲】や【褒賞】である。晴れがましい授賞式に選ばれた人(多くは高齢者)が臨む。かつては【叙爵】や【叙位】というのがあった。

爵位には上から公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵があったが、戦後憲法の法の下の平等原則により廃止された。位階というのは正二位とか従三位とかいうやつであるが、2003年に廃止された。聖徳太子の時代に始まる冠位の伝統はなくなったかと思いきや、功績の顕著な故人は叙位の対象となり、位階がいまだ与えられる。

【勲章】の最高ランクは大勲位菊花章だ。次に桐花大綬章がある。さらに民間人を対象とする旭日章、自治体や政府関係者を対象とする瑞宝章があり、ランクが分けられている。

旭日大綬章/旭日重光章/旭日中綬章/旭日小綬章/旭日双光章/旭日単光章。瑞宝章も同じ。2003年栄転制度改正で一等二等はなくなったが、かつての勲一等に相当するのが旭日大綬章や瑞宝大綬章である。勲章の別格として文化勲章がある。

続いて【褒章】である。これも種類が多く色で分けられている。序列はない。

●人命救助に貢献した人に贈られる「紅綬褒章」
●社会奉仕を貫いた「緑綬褒章」
●その道一筋で技能を磨いた「黄綬褒章」
●学術・芸能・スポーツで際立つ「紫綬褒章」
●教育医療農林水産業などで成果を上げた「藍綬褒章」
●公益に私財を投じた「紺綬褒章」

あまりに多くて覚えきれない。だからこうして備忘録にしようと思う。栄誉栄達、まったく不思議なるもの、人を魅了するものだ。

(追記)勲章と褒賞の違いは何か。勲章がより格が高い。勲章は英語でorder。勲章そのものをdecorationという。褒章はhonor、こちらはmedalであるから勲章ほどゴテゴテしていない。