CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

« 2012年06月 | Main | 2012年08月»
<< 2012年07月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
検索
検索語句
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新コメント
ふみハウス
心地よし父の胸にて寝入る子よ (02/05)
心地よし父の胸にて寝入る子よ (01/27) ふみハウス
冷たくて濡れそぼる雨陽気待つ (01/26)
冷たくて濡れそぼる雨陽気待つ (01/23) 駅伝ワクワクをとこ
元旦の賀状楽しみ友を知る (01/02)
元旦の賀状楽しみ友を知る (01/02) 食欲のをとこ
食べ過ぎを防ぐためなりよく噛んで (11/02) 正中館道場
食べ過ぎを防ぐためなりよく噛んで (10/28) 計算苦手をとこ
筋力と宇宙の闘い空間で (06/29) 計算する者
筋力と宇宙の闘い空間で (05/15)
http://blog.canpan.info/fumihouse/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/fumihouse/index2_0.xml
最新トラックバック
定型の新聞記事に比喩多し [2012年07月23日(Mon)]

__tn_20120723234507.jpg隠喩とは、○○のようだとか、○○みたいにという表現ではなく、直接に特徴を表現する比喩法である。例をあげれば「薔薇の微笑」「時は金なり」「人生はドラマ」「鬼嫁」。昨日の山陰中央新報からそれらしきものも含めて全て拾ってみた(全文を読むのにたっぷり3時間はかかった)。これが比喩?という意見もあるだろうが、辞書にすでに掲載されている隠喩表現も含め、私たちは隠喩に囲まれて生活しているという印象を受ける。

スポーツ欄は隠喩の宝庫と言える。
・日本選手団の起爆剤として期待される(ロンドン五輪)
・「感覚がつかめない状態だった」と肩を落とした(テニス錦織圭)
・壁を乗り越えてきた/強行軍をものともせず優勝できた/大舞台で常に準決勝で跳ね返されてきた(高校総体を前に)
・メキシコ五輪サッカー銀メダル、その快挙に日本中が沸いた

なかでも野球はその存在自体が隠喩でできあがっているかのような印象をもつ。典型が新監督のもとスタッフが一新されることを組閣というがごとし。
・坂本が技術の詰まった一振りで、左翼席に運んだ(プロ野球オールスター)
・真っすぐが速い投手なので、投げてくれるだろう(*直球は引力で落ちるので直線ではない)
・内野ゴロが悪送球を誘い(高校野球地区大会/以下同じ)
・内野陣のミスに泣いた/最後まで諦めず、完全燃焼することを誓います/私たちの底力を見せましょう/流れをつかんだ七回には/一度はリズムをつかみながら/この試合、立ち上がりは思惑通り/試合後悔しさをにじませた/松江商に軍配が上がった/三刀屋は打力が売りのチーム

ちょうど島根県中学野球大会のチーム紹介欄は隠喩のオンパレードだった。
・堅い守りと切れ目のない打線/長打を秘める/切れのいい直球、カーブが武器/肩の強い捕手/守りの要/女房役を務め好リードを見せた/食らいつく野球/チームの課題を修正し一丸となって優勝を目指す/投手陣は駒がそろう/目の前の相手を倒すことだけに集中/リードが光る/チームの結束はますます固くなった/4番に強健で長打力のある選手が座る/パンチ力がある選手/投手層の厚さ/打線の爆発/1,2番コンビが突破口を開く/足で揺さぶる攻撃/打線の鍵を握る

社会欄や地方欄には散見される程度だった。
・偽装工作は寝耳に水/年間50ミリシーベルトなんかあっという間に超えてしまう(原発でごまかし昔から)
・子どもたちが夏を満喫した/来場者の目を引いた/会場の熱気はピークに達した(地方イベント)
・体重が増えて、まずいことになる(外国英語教師コラム)
・その才をのばすことができず、山の中で朽ちてしまわねばならぬ(名作を読む)

政治や論説欄にはスポーツほどではないが、隠喩が比較的多い印象をもつ。
・一騎打ちとなる公算が大きい(益田市長選告示)
・将来的には「漫画であふれる鳥取県」として強力な発信力を備えたい(論説)
・既得権を守る方向にかじを切る政権が変わり得るか否か(鳩山氏動向)
・身を切る改革(府省庁版事業仕分け)
・「ねじれ国会」(民主参院離党相次ぐ)

新党「国民の生活が第一」も言ってみれば隠喩だ。第一に優先すべき国民の生活というきっかりした実態があるわけではなく、イメージにしか過ぎない。そもそも民主党というのが壮大な隠喩であった。政権交代で既得権を持つ勢力の力を削ぎ国民主体の政治を取り戻す云々という比喩でもって3年前に国中が湧いた。そして今、喩えの力が衰えて捨て鉢な失望感が広がっている。