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席譲り意を決したはまたいずれ [2012年06月27日(Wed)]

__tn_20120627225356.jpg夕刻のJR山陰本線は込んでいた。もちろんたいしたことはない。松江の次の駅で十数人が乗り込んだ車両では、4人掛けボックス席がいっぱいになって十人ほど立っていた。二人の年輩の女性が座れなくて残念そうな様子だった。60歳代の半ばだろうか。わたしは席を譲る必要はないと判断した。一人分の席では相手は恐縮するだろうし、そもそも二人は元気旺盛に話をしていたからである。

さらに次の駅に着いたとき、通路側に座っていた20代半ばの男性が立ち上がり、「どうぞ座ってください」と女性たちに言った。意を決して声を掛けたようにわたしには見えた。対して一人が「いや、けっこうですからね」と断る。一駅分の時間逡巡しながら考えて、思いきって声をだしたのに、彼は断られて残念だったであろう。おもむろにケータイをポケットから取り出していじりだした。おそらく身の置きどころがない気がしたのだろう。せっかく勇気を絞って席を譲ろうとしたのに………。

だが彼はまたどこかで、お年寄りに声を掛けて席を譲るだろうと思う。女性はその場でこのように付け加えたのだった。「ありがとうね。その気持ちだけもらうから」と。彼の自尊心を大事にする言葉だった。絶妙なその声にわたしもホッとするところがあった。だから、彼は懲りずに席を譲るに違いないとわたしは思った。

(写真はネジ花。スクリュー状態に咲くかわいらしい花だ)