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悄然もここだここだと上り坂 [2011年12月22日(Thu)]

心は折れやすい。そして心は傷つきやすい。けれど心は修復し、癒される。

大きな失敗をする、小さなミスもある。人間関係でささいなすれ違いに悩む。道行く途中の不運で落ち込み、ふて腐れて、ふさぎ込む。ときに打ちのめされて、挫折感をかかえたまま悄然とわびしさを漂わす。

≪新渡戸稲造博士は、さまざまな場面で、「ここだな」と自らに言い聞かせたという。苦難に直面し、心が折れそうな時、「ここだな」と、諦めずに全力を注いだ。惰性に流されそうな時は「ここだな」と初心に帰った。「ここだな」の積み重ねが、万能の国際人を育んでいったに違いない▼未来部員と話していると、こんなクイズを出された。「日本では上り坂と下り坂、どっちが多い?」。答えは「同じ」。同じ坂でも、上から見下ろせば「下り坂」、下から見上げれば「上り坂」となる。“試練”という坂も、「ここだな」と一念を定めて上り切り、悠々と見下ろす人生でありたい≫
 (聖教新聞「名字の言」12月19日付け)

凹んで、意気消沈したときには、絶望感や虚脱状態に陥るのではなく、「ここだな」「これからだな」と言い聞かせよう。友人や家族と励まし励まされ、坂を上っていけば、いつの間にか坂は下りと転じていく。