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太陽の放射のごとき花なれば [2011年10月29日(Sat)]

セイタカアワダチソウの季節になった。今や秋盛りの花の代表格となった。戦後に貨物船経由でアメリカから入ってきたといわれ、一時は秋の花粉症の元凶と言われた(のちに濡れ衣とわかったが)。鉄道沿線は黄色の花でおおわれ、秋の風物ススキを駆逐するとも言われた。幸いに今は両者は共存して秋の風景をつくっている。

その名のとおり、「背が高く」「泡立った」草である。黄色い粉砂糖をたっぷりまぶしたケーキのような、アルプスの峰々に黄色い新雪が降り積もったような風情を感じる。

花を観察してみると、花びらのごく細い小菊を数千も集めた作りになっている。中心の丸いところに放射状に花びらが広がるのは太陽の形だ。セイタカアワダチソウは太陽を無数に集めた花なのだ。

山陰本線沿線も休耕田も川べりもどこもかしこも、アワダチソウの黄色がある。菜の花の色よりは濃く、ひまわりの色よりは薄いこの黄色いミニ太陽。太陽が染める秋を楽しもう。