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その背中すがり付いたら縛られて [2013年03月15日(Fri)]

__tn_20130315212757.jpg「すがる」という漢字を初めて知った。「すがり付く」という形で使うことも多いが、漢字では『縋る』と書く。こんな難しい漢字だなんて、と思うと同時に、糸編に追うだなんてやけに湿った叙情だと感じた。

縋るとは、物理的に綱や手すりなど、頼りとするものにつかまることであり、心理的には助けを求めて他人を頼ることだ。相手を追う、執念をもって追う、拠り所が少なくても相手から離れないように追う、服の袖口を掴んででも追う、ほつれた糸があればそれを掴んで離さないように追う、そんなイメージだ。縋り付くとなると、さらに振りほどかれないように必死に付き従っていくという強い意思を感じる。

古い大字典を調べてみた。字源/縄を懸下すること。故に糸偏。轉じて下せる縄に寄りすがる義とし更に身を寄せ託する義とす。と書いてある。

昨年この欄で映画『風とともに去りぬ』の感想を書いた(2012年6月9日)。奴隷制度とは牛馬を鞭でたたいて従わせるようなものではない。北軍がタラの屋敷を蹂躙して過ぎ去ったとき、黒人使用人が「外回りを世話する者が誰もいない」と言った。オハラ家にとっては危急存亡のとき、皆が飢え死にするかどうかのときに発せられた信じがたいその言葉。あらかじめ命じられたことの範囲でしか動けない受け身の姿。指示待ちの雇われ根性を奴隷状態というのだと書いた。

男に縋る、女に縋る、親に縋る、子に縋る、仕事に縋る、嗜好品に縋る、麻薬に縋る、スピードに縋る、パソコンに縋る、「いいね!」に縋る、地位に縋る、カネに縋る、過去の栄光に縋る、昔ながらの慣習に縋る、、、、、縋る、縋がり付くものはまだまだたくさんありそうだ。縋るという行為そのものが私には中毒的に逃れがたく当人を縛り付ける絆(これは牛馬を縛る「ほだし」と読む)に思えてくるのだ。言い換えれば奴隷根性だ。「縛り付ける」という字も出た。これもやけに腐った叙情に思えてきてしまった。

(写真は沈丁花。今年もきつめの芳香を漂わせている)
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