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差し出して時間どろぼう蹂躙す [2013年03月01日(Fri)]

__tn_20130301073853.jpg灰色の男たちは陰謀を企てた。時間貯蓄銀行に時間を貯めると見せかけて、すべての人間からゆとりを取り上げてしまうという悪巧みである。うまく口車に乗せられて、人間たちは今まで時間を浪費してきたことを後悔するようになる。そして時間を貯蓄して得をした気になる。時間節約が幸福への道と信じる。やがて楽しみを忘れ、不安だらけになり、社会はギスギスしていく。まさに、時間貧乏という陥穽にはまる現代の私たちを表している。 覚醒の人、勇気の少女モモは時間泥棒との戦いに挑み困難の末勝利する。人間は時間から自由になるのだ。

≪モモは(中略)大きな大きな貯蔵庫に足をふみいれました。ガラスのようにこおりついた無数の時間の花が、はてしなく長い棚にならんでいます。どれもこれもほかのよりうつくしく見え、ひとつとしてほかのとおなじものはありません。――なん十万、なん百万という人間のいのちの時間です。≫
 (ミヒャエル・エンデ『モモ』大島かおり訳,1976年,岩波書店)

パソコンやスマホに向かっているとすぐに時間がたってしまう。感覚的にはほんの30分だったつもりが、時計をみると1時間を遥かに超えていたなどということはざらだ。便利さを享受する代わりに膨大な時間を私たちは差し出し、ネット上の緩いつながりを得て安心する代わりに家族との会話の時間を犠牲にする。そして長時間ディスプレイに向かって目をしょぼつかせ、機械の調子が悪いとイライラして自身の精神をささくれ立たせる。背後で私たちを操っているのは、「灰色の男たち」なのかもしれない。

南の強い風が吹いている。春一番が梢を鳴らし、電線を大きくなびかせる。春そのものの昨日とうって変わって荒れ模様。こんなときは春の気分を楽しむことにしようか。と言いつつも、スマホに向かう人間であった。
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