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笑顔にて負けじ魂ここにあり [2012年09月23日(Sun)]

__tn_20120923223955.jpgかつて高層ビルの一室で仕事をした時期があった。楽しいことも多かったが、苦しい経験をたくさんした。長時間勤務でもあった。辛い思いをしたり悩んだときには26階の最上階に上った。広い窓から暗くなった東京の街を眺めた。深夜のビル群のどの窓にも、こうこうと明かりが点いていた。道路は車のヘッドライトやテールランプが連なっていた。ビルや車の灯りの一つひとつに人の生活がある。喜びがあり悲しみがあり怒りがあり楽しみがある。名を知らぬ多くの人が生きている。

人間はちっぽけだ。巨大な社会にあっては微々たる存在でしかない。高いところから俯瞰して眺めていると、人間というものの小ささがわかる。小さくはあっても、決して価値のないつまらないものではない。かけがえのないものであることも同時に感じられる。わたし自身が悩んでいる事柄が相対して小さなものに思えてくる。頑張ろうと思って再び執務に戻る。高いところに立って思索したとき、人は口角を上げて顔晴っていこうと決意することができる。

昨日は創価大学九期生大会でもって多くの同期生に再会した。当然ながら皆老いていた。髪が白くなり薄くなる。腹回りが大きくなり、シミやシワが増える。幾星霜の経過によって外見は変わっても、青春の誓いを胸に旅立った八王子のキャンパスに集い、再び実社会での闘争に向かっていこうと意気軒昂に決意する。

創立者のメッセージが伝言された。
 「九」という数には、古来「無尽」、すなわち尽きることのないという意味があります。わが愛する九期生たちよ、決して尽きることなく、大勝利の人生を飾りゆけ! 健康と御多幸を祈ります。仲良く明るく前進を!

ホイットマンの詩の一節を思い出した。
さあ出発しよう。悪戦苦闘を突き抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないからだ(詩集「草の葉」) 

過去からの延長線上に現在がある。その来し方を俯瞰して思い遣ることによって、朗らかに高らかに行く末に向かって顔晴っていくことができる。魂の故郷に帰った一日。笑顔あふれる一日であった。
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