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青春のくびき放たれ自由自在 [2012年07月21日(Sat)]

__tn_20120721140300.jpg映画『卒業』はダスティン・ホフマンの出世作、歴史に残る名作である。若者の戸惑いと彷徨ぶりを見事表現した。サイモンとガーファンクルによるいくつかのナンバーも効果的だ。

冒頭は飛行機の白い座席シート。まもなく21才になるというベンジャミン。バックの白は若者の無限の可能性を示すとともに、純情で無垢な人柄を象徴していた。彼はエリートである(たぶん飛び級でトントン拍子)。家庭は豊かな上に類いまれな奨学金で学生時代を大活躍した。

そんな彼に周囲は遠慮がちに対していたが、唯一ロビンソン夫人だけは有無をいわせぬ強引さでもって、恋の駆け引きに持ち込んだ。とんでもないことだったが、ベンは夫人の魅力に抗いきれず躊躇しつつも親子の年の差で不倫が始まった。同時に彼にとっては模範の優等生であることから脱する機会となったのである。

まるで露払いがされたかのようにベンは変わった。もともと直情径行の資質があったのだと思う。時折若さゆえの逡巡を見せはしたが、ズバズバとものを言い、思うままに行動する。そうすることが将来の漠然とした不安、進路の不安を払拭し、今までの鬱屈感を消し去ると信じているかのように。

秋の新学期が始まったが、彼は卒業はしたものの進路は決めなかった。ロビンソン夫人からも卒業して、夫人の娘エレインとともに新しい人生に旅立った。

だが、エレインにとっては幸せを暗示しない。ウェディングドレス姿のエレインとベンが乗り合いバスに飛び乗ったあとで、二人は満足感にひたっていた。エレインは彼を見た。が、ベンは彼女に視線を向けなかった。きっとエレインとともに歩めることの満足ではなく、エレインを略奪したという行為に酔っていたに違いない。別な言葉でいえば、青春の桎梏から決別できたことへの満足感である。それはエレインでなくとも達成できた、差し替え可能な幸せなのだ。

(写真は紅白の色鮮やかな源平かずら)
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