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カンテツに憧れてのち無為を知る [2012年07月18日(Wed)]

__tn_20120718203439.jpg子供のころ徹夜に憧れた。夜更かしを大人のようにやってみたいと。かといって、周囲の大人で徹夜をする人を見たことはないので、テレビか本か友人の話かなにかで、聞きかじったものであろう。カンテツという言葉を知ったのはずっとあとだったが、この言葉はなかなか意志に溢れたものだ。完璧のカン、徹するのテツ。なにかしらカッコいい。

小学生6年生のとき、チャンスが訪れた。家の者は早く休み、わたしは勉強していた。かたわらで読んでいた『二十四の瞳』(壺井栄著)が面白くておもしろくて、止められない。これを機会に徹夜に挑戦するつもりになった。

微笑ましく豊かな学級の風景、小豆島の人々が麗しい関係で子供たちを温かく見守っていること、そして何よりも大石先生の理想の教師像。静かな深夜にわたしの息づかいとページをくる音だけが聞こえて、わたしは本に没入する時を楽しんだ。

教え子が戦争にとられ多くの別れがあった。再び何人かの教え子と再会したときの先生が慈愛に溢れていたこと。感動のクライマックスを過ぎて、時計を見たら4時ごろだったと思う。そこから記憶が途切れ、わたしはいつの間にか眠りこけていた。翌朝わたしは徹夜ができなかったことに地団駄を踏んだ。

勤め始めたころ、深夜になるまで残業するのに憧れた。その機会はまもなくやってきた。実際やってみるとたいしたことではない。それどころか、焦りがつのるくせに能率は上がらず、電話もない人もいないという気安さから、かえって集中できなかったりする。挙げ句は翌朝ミスだらけの書類に驚愕する。しかも、その日は眠くて能率があがらないときた。

そんな失敗を何度かして気がついた。夜中の3時間より、朝の1時間だと。集中して調子があがる。さらにいい一日のスタートがきれると、すこぶる快調な日となる。そんなわけで、長時間残業もカンテツも、百害あって利はせいぜい二つか三つだと思うようになった。
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