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汽水湖はヤマトタケルとツコシジよ [2012年06月30日(Sat)]

__tn_20120630094154.jpg2011年8月28日に「宍道湖が翡翠の色に染まるわけ」でアオコの起源を書いたのお。今日は「ヤマトシジミ」のことを書こうぞ。

雲州の深山から流れ出る斐伊川は、洪水のたびに流れを東に西にと変えてきたが、江戸のころは西の大社湾に注いでおった。寛永年間の洪水を機に東へ向き、それ以来宍道湖に注いでおる。氾濫のたびに被害をうけて昔の人は暴れる斐伊川を恐れていたのじゃな。それが八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説につながったんじゃ。

ヤマトタケルノミコトを知っておるかのお。九州を平定し東征も盛んに行った有名な神じゃ。九州から大和に帰る途中で出雲に寄ったとき、襲いかかる斐伊川と氾濫する宍道湖に人々は苦しめられておった。そこでヤマトタケルはツコシジノミコトを助っ人にして、今の大橋川あたりの土砂をすくい取ったんじゃな。ツコシジというのは実に大男で200尺を超えていたというから、なんと60mじゃ。初期のゴジラよりも大きい。怪力で砂をかき出して山にして、それが今の枕木山になったということじゃよ。おかげで斐伊川は氾濫しなくなって、土地の人から感謝された。

川底が低くなったもので、中海から潮が逆流するようになった。その結果真水だった宍道湖に海水が混じり汽水湖となったんじゃ。そうしたら貝が湧くように増えてきて、人々は労せずして毎日貝を食べられるようになった。ふたりの神に感謝して土地の人は貝に名前をつけた。ヤマトタケルのヤマトとツコシジのシジに実をつけて、ヤマトシジミじゃよ。

そんなのウソだ、じゃと? 確かにそうじゃ。わしの頭に湧いてきたお話じゃよ。だがの、日本神話とて壮大なウソじゃ。出来事の一部を針小棒大にあらわし、つなげるために事実無根の話をでっちあげるばかりか、筋が通っていないところもあるじゃろ? ウソで固めたようなもんだな。そんな神話なら価値がないと? いやいや、そんなことはない。日本人の魂の遍歴がここに表現されていると思えば、楽しくはならないかのお。

ということで、ヤマトシジミの物語はここまでじゃ。1920年代に大橋川の浚渫工事をした結果、シジミがぐんぐん増えたというのが本当のところだの。日本一の産地として宍道湖は有名じゃな。なに?日本一の座を青森に譲り渡したと? そうだそうじゃった。だがのお、わしが近ごろ松江大橋を散歩すると磯の香りがするんじゃ。ここ数年あまりなかったことだ。潮が匂うということは塩分濃度が高くなってきたということ。ヤマトシジミは高めの塩分を好む(海水の十分の一程度)。平成18年の洪水や高水温がきっかけでシジミが大幅に減ったんじゃが、はやく日本一の座を奪還するよう願っておるよ。

(写真はシジミとは全く関係のないブルーベリーの実)

(コメント)
とてもすばらしい「新話」ですね。

「なんばぎん」・・・子供のころから聞き慣れた言葉でもちろん意味も解っているのだけど、自らは使わない出雲弁です。
そこで最近のエピソードをひとつ
(親父を連れてスーパーに行ったときの話)
親父「なんばぎんのはっさかしたやつは何処にあーかね」
店員「・・・・・???」
親父「なんばぎんの菓子のことだわね!」
店員「・・・ちょっと聞いて来ますのでしばらくお待ちください」
私「定員さん。ポップコーンはどこに置いてありますか?」
作成者 工事中 : 2012/6/30 (土) 10:15

神話ならぬ新話。なるほどなるほど納得です。ありがとうございます。
「南蛮」から来た不思議な作物だったんでしょう、昔トウモロコシは。「ぎん」ってなんでしょうね。ああ〜ナンバギンの焼いたやつにかぶりつきたいなあ。
作成者 歩巳 : 2012/6/30 (土) 18:13

『なんばぎん』の「なんば」は「南蛮」であることは間違いないと思います。
これは推測ですが「ぎん」については「黄身」ではないか?と思っています。南蛮から来た黄色なもの・・・違うかな〜
作成者 工事中 : 2012/6/30 (土) 20:10

とうもろこしをウキで調べたら「南蛮キビ」と出ていた。なんだ、「なんばきび」を出雲弁で言えば「なんばぎん」となるよね。
作成者 工事中 : 2012/6/30 (土) 20:20

なんばきびが出雲では「なんばぎん」。なるほど。
しかし、「南蛮から来た黄色な実をもったもの」のほうが、見た目黄金色のきれいな輝きと、かぶりついたときのしたたる甘い汁がよく現れていて、いい洞察です。
作成者 歩巳 : 2012/7/1 (日) 11:58
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