行き過ぎたおもてなしかな感情的 [2018年10月03日(Wed)]
感情労働という言葉を知りました。無理して笑顔を見せなければならない、キレた客の態度に辟易しながらも丁寧に応対するなど、自分が抱く感情とは正反対の態度をとらなければならない労働です。
キャビンアテンダント、ホテルマンなど、客へのおもてなしを業とするサービス業が思い浮かびますが、近ごろはサービス業全般に広がっているようです。 バスの運転手にまで厚いおもてなしが求められるというのです(確かに松江市営バスの運転手の案内と気配りは素晴らしいですが)。どこのバス会社も客からの文句を恐れています。客を安全に目的地まで運ぶという本務がないがしろになるではないですか。人手不足になるのも納得です。 ほんの一部の客ですが、非常識なクレームで嫌がらせをします。自分は絶対正しいと信じきったバカもいます。それらに対して感情を押し殺し、お客さまのおっしゃることはごもっともです、と頭を下げ続けることが要求される。抑圧されてストレス性の病気になるのも当然です。「おもてなし」が変な方向に行かないように願っています。 (花は、もてなすことなどしない。ただ、そこに咲く。この花は現の証拠) |