事務屋さん言われてなんと応えるか [2018年08月06日(Mon)]
【事務屋】を辞書でひくと、思いがけなく揶揄(やゆ)されていることに驚く(Weblio辞書)。
≪@ 事務をとることを専門にしている人。また、事務能力にすぐれている人。事務家。≫ 公務職場にいる事務吏員の場合、一般的に@で自分を規定していると思う。単にデスクワークだけではなく、外に出て現場を見て、関係機関と調整の労をとる。プライベートも含めて見聞を広げ、視野を高めるために努力する。旧習にとらわれることなく、法令の趣旨を踏まえながらも、新機軸を打ち出していく。誇りをもった公務員でありたい、それを謙遜して「事務屋」と自身を呼ぶこともある。 Aの定義は揶揄そのものだ。 ≪A 事務上の形式や数字にこだわり、政治的手腕や配慮、自由な発想などに乏しい人をたとえていう。≫ 蛸壺化した世界で仕事を視野が狭い。既成概念にとらわれて表面的にしか物事を見ることができない。偏狭さをもあわせ持ち、社会的に恵まれた立場からそうでない人の気持ちをおもんぱかることすらできない。そうであってはならないのだ。 (清涼感のある透けた白い百日紅のように懐深くありたい) |