あの時は幾年経てども終わらない [2018年04月25日(Wed)]
あの時以来、電車に乗って一両目に入ることがない。意識して避けている。脱輪した大型トラックが踏切をふさいでいるかもしれない。倒れた大木が線路に横たわっているかもしれない。もしぶつかれば一両目が大きなダメージを受けるのは間違いない。悲惨な目に遭う確率は低いほうが望ましい。
あの時以来、日本の鉄道すべてが広軌であったらいいのにと願う。結構多くの鉄道が1067ミリの狭軌である。明治にとりあえずということで敷設した線路が経費が少なくてすんだ狭軌。1435ミリの標準軌に交換しないまま今に至っている。広軌だったとしたらあの時の事故はきっと起こっていなかった。山陰新幹線よりは標準軌のほうを優先すべきと私は思うのだ。 あの時。JR福知山線脱線事故から今日で13年。合掌。 (ナガミヒナゲシの鮮やかなオレンジ色も、明らかな春の軌道を進んでいる) |